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ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

幼稚園等と学校の教育レベル相関関係

2017.03.21

1 小学1年生の学校間格差
当教室の公文生達は、校区の異なる複数の小学校に在席しています。
某小学校1年生の算数は、年度末の卒業シーズンに関わらず、未だに一桁の足し算と引き算だそうです。注釈1
通常のカリキュラムでは、二桁の足し算と引き算の段階ですし、2年生になると、九九、乗法、分数の概念、長さ・体積・時間及び平面図形の教育が始まり、学習量が増加し授業スピードが加速していきます。この段階で、既に授業についていけない児童生徒が少なからず存在しているようです。

参照:新学習指導要領の算数・数学内容系統一覧表(小・中・高校)

一桁の足し算と引き算がしっかりできなくては、次のステージには進めませんので、学校側も、やむを得ない事情があるものと思われます。
しかしながら、教育レベルの高い県や地域では、カリキュラム通り行われている小学校もあるのです。
どうしてこのような差が出るのでしょうか?
問題は、小学1年生で、既にこうした大きな学力格差が出ているという点です。
これは、学校に問題があるのではなく、就学前教育(小学校入学前の幼児教育)に問題があると思われます。
同じ小学校区に存在する認定こども園・幼稚園・保育園の教育レベルと小学校の教育レベルにはある程度相関関係があるような気が致します。
つまり、幼稚園や保育園には、お遊びを重視する形態と教育を重視する形態に、大きく二分されますが、後者は、園の教育レベルの高いため、後者の位置する校区の小学校の教育レベルが高くなるのです。逆に、前者の位置する校区の小学校の教育レベルが低くなる傾向が見られます。

保護者様の相談で多いのが、
どこの幼稚園か保育園が良いでしょうか?
どこの小学校が良いでしょうか?注釈2
という質問です。

2 幼稚園と保育園の違いと現状
大きな違いは、受け入れ対象となる子どもの年齢が、保育園が0歳児から、幼稚園は3歳児からですが、幼稚園は、小学校入学前のお子さんの「教育施設」であり、これに対して保育園(保育所)は、乳幼児を保護者に代わって預かる「児童福祉施設」であることです。
そのため、幼稚園の管轄は文部科学省、保育園の管轄は厚生労働省となっていて、それぞれの設立の目的が大きく異なっています。
園の先生も、幼稚園は教諭免許が必要な「先生」で、保育園は国家試験を受けて「保育士」という資格を得るという違いがあります。 保育士が幼稚園の教諭をすることはできませんし、幼稚園教諭と保育士の資格・免許を同じ試験で取得することはできないので、それぞれがスペシャリストとして保育に携わっています。
お子さんの預け方も、幼稚園は日中が中心で、保育園は朝晩の保育時間が長く取られているという特徴があります。
また、その目的の違いによって、職員設置人数も異なり、保育園は保育される乳幼児の年齢により設定されていることも大きな違いとなっています。
しかし、最近では、幼稚園と保育園の特徴を合わせ持つ、複合型保育施設(認定こども園)も増えてきました。幼稚園と保育園の違いは、徐々になくなってきています。
以前は、教育面を重視するのであれば、保育園より幼稚園の方が良いと思われていましたが、認定こども園制度が始まってから、その垣根がどんどん低くなっています。
通っていた保育園・幼稚園により、知能や学力のレベルに非常に大きな差が出るのです。
この差は、園長の幼児教育に関する志、考え方や情熱が影響していると思われます。

3 ランク付け
当教室に通う各公文生の教育レベルや保護者様等の話をお聞きしてランク付けしてみました。霧島市の幼児教育の質的向上を願い、今回は敢えて公表させて頂きますが、飽く迄、個人的な見解に過ぎないという点は御承知下さい。
下記表は、上位順です。
これは、飽く迄、知り得た情報の中で、比較・分析したものです。
ランクインされていない幼稚園や保育園に関しては、情報が乏しい為、掲載しておりません。幼児教育とは、全人教育が柱です。知徳体食のバランスのとれた教育がなされていなければなりません。
今回の分類基準は、主に知育、特に、知能開発と読み書き計算の教育がなされているかどうか、そして、その質と躾け(学習姿勢)はどうかという点に絞っています。
尚、徳育という視点、体育という視点、食育、団体行動、お遊びや自然体験という視点でのフィルターをかけると順位は異なってくると思われます。

特類
該当なし

Ⅰ類

認定こども園 あおば幼稚園
認定こども園 はなぞの
霧島むくの森保育園(3歳未満の知能開発)

Ⅱ類 
国分幼稚園
認定こども園 あさひ幼稚園

Ⅲ類
認定こども園 カトレア幼稚園 
第一幼稚園

Ⅳ類
認定こども園 ひまわり幼稚園
認定こども園 新光保育園
宮内幼稚園

上記Ⅰ類に通園中、或いは卒園して当教室に入会された公文生は、明らかに、その他の幼稚園や保育園の子供達と比較して、知的能力や学習姿勢が優れているのです。
驚くほどの大きな格差が生じています。注釈3
某園に通う公文生の保護者様から伺いましたが、園で、公文遊びが流行っているそうです。先生役や生徒役を演じて、教室の学習風景を再現する遊びだそうです。これを、園側も、暖かく見守ってくれているそうです。こうしたお子様には、学ぶ意欲に、強制されずとも、自ら進んで学ぼうとする本能的欲求が垣間見られます。
入会時の初期面接で、どこの幼稚園・保育園に通っているのか(通っていたのか)をお伺いすると、学力診断テストをする前に、おおよその学力レベルが推測できてしまうのです。
ご家庭のお子様の育て方や基本的な考え方そのものが、通われている幼稚園や保育園の方針に染まっていきますので、家庭教育の在り方そのものが大きく左右されるようです。
幼稚園や保育園の選定は、どんなに遠くても、より良いところを求めて入園させるべきだと痛切に感じております。
幼児教育は、徳育を重視しつつも、全人教育のバランスを図らなければならないはずですが、霧島市は、遊びや体育を中心とした情操教育に力を入れているようです。
しかしながら、教育レベルの高い他県や地域の幼児教育と比較した場合、全般的に、知育、特に「読み書き計算」が軽視されているような片羽的な状態にあるようです。
因みに、論語や俳句等古典の素読、芸術(書道、絵画、音楽、工作等)及び計算による知育と関連させた情操教育を重視している幼稚園は、目立たずに地味ですが、学ぶことに対する内動的な意欲(強制されなくても、自分自身の心の内から自然に湧き出てくる知的好奇心や学ぶ意欲)が非常に強いのが印象的です。

4 幼稚園と小学校の学習指導要領の具体性に、大きな乖離
文部科学省が平成29年3月に公示した下記の新学習指導要領を御覧下さい。
小学校では、教育時間数や各教科の具体的な教育内容が細部に渡って決められています。一方、幼稚園教育は、教育要領の骨子が述べられているだけで、細部はそれぞれの幼稚園で決めるようになっているのです。
この是非は別として、幼稚園と小学校の学習指導の具体性に、あまりにも大きな乖離が存在している点を御認識下さい。
それだけ、園長の自主裁量権が大きいのです。
文科省の幼稚園教育要領で教育すべき「ねらいと内容」は、①健康、②人間関係、③環境、④言葉、⑤表現となっており、誰が、何を、どのように、何時間教えるのかに関する具体性はありません。
従いまして、本来であれば、各幼稚園が、小学校で教える教科と時間数と内容量を踏まえて、無理なく小学校教育に移行できるように、教育内容、教育方法、編成等を具体化しなければならないはずです。しかし残念ながら、教育レベルの高い他県や地域と比較した場合、鹿児島の就学前教育(幼児教育)は、不十分と言わざるをえないのが現状のようです。
小学校では、新学習指導要綱に基づき新たに道徳や英語教育が始まっていますが、学校のカリキュラムは、非常に密度が濃く授業スピードが速まっています。学校教育に付いてゆくためには、しっかりとした就学前教育が行わなければならないことを深刻に御認識下さい。
霧島市の就学前教育機関は、こうした学校教育の現状を適確に把握されて、ニーズにマッチする体制に変わって頂きたいと願っております。

*文部科学省の新学習指導要領(平成29年3月公示)
幼稚園教育要領
学校教育法施行規則の一部を改正する省令
小学校学習指導要領


5 本物の幼稚園・保育園を見出す
(1)学校教育への円滑な移行を重視した就学前教育

平成27年4月から、内閣府が管轄する認定こども園の制度がスタートして、幼児教育と保育の連携が図られ充実強化されてきました。しかし、実態はどうかというと、位置付けと枠組みが変わったというだけで、中身、つまり、園の風土、伝統、慣習や基本的な考え方は殆ど変わっていないように見受けられます。そこで、働く保育士や幼稚園教諭の力量、何よりも園長の人格や考え方、能力及び情熱に大きく左右されます。
生涯教育の中で一番重要な時期が、幼児教育で在ることは論を待ちません。
現在の学校の新学習指導要綱は、ゆとり教育から脱却して、教育内容の充実強化が図られています。教科書もだいぶ分厚くなっています。
こうした現状を踏まえると、少子高齢化の荒波の中で競争が激化する就学前教育機関は、変わらなければ生き残れないはずです。ニーズにマッチした本物だけが生き残れるのです。
公立、私立を問わず、こども園や幼稚園・保育園は、「自由保育」の名の下、自由奔放に遊ばせるだけでよいのでしょうか?
幼児期は、「遊ぶときは大いに遊び、学ぶときは大いに学ぶ」というけじめとメリハリを体得させる好機です。
この最も大切な時期に、読み書き計算の教育がしっかりなされていなければ、冒頭で御紹介した事例の如く、小学校入学当初から授業のスピードに付いていけなくなるのです。
幼児期に、遊んでばかりいた子供に、小学校入学した途端、「今日からは、小学生になったのだから、机に座ってじっとして勉強しなさい!」と言っても、果たしてできるのでしょうか?
それは、無理としか言いようがありません。
そうした本を読む癖もなく、学ぶ習慣もなく、知的能力も乏しいとなると学校の授業が理解できないので、面白いはずがないのです。
小学1年生で、落ちこぼれてしまうという現実があるのです。

(2)本物の幼稚園・保育園を見出すための思考過程

幼児期は、知的好奇心を育みながら、本を読むことや字や絵を書くことの楽しさを体感させて、学ぶことの喜びと習慣化を図る絶好の機会です。
それだけに、お子様をどこに預けるのかを慎重に見極めて判断して頂きたいと思います。
単に、家から近いから、送迎が楽だから、料金が安いから、、という要因だけではなく、「お子様をどのように育てたいのか」をご家庭でよく話し合われて、先ずは、ご家庭の教育方針を確立されて、これをブレイクダウンした重視すべき事項(お子様の教育上、何を重視するのか)を明らかにされることです。
この際、目先の見栄やメンツや利害損得に目を奪われないように、将来的展望に立って大局的に判断することが大切です。
例えば、「公文を含めた習い事の選定も、○○ちゃんが通っているから、家の子も行かせよう。」といった曖昧な理由では、長続き致しません。やはり、将来、お子様が成人して、遣り甲斐を持って生き生きと働いている姿をイメージアップして頂くことです。
現在と未来がリンクしていることが大切です。
テレビでは、アイドルやアスリート、歌手、俳優等の華やかな姿が映し出され、これらに憧れて、お子様の将来像を重ねがちです。しかし、これらは、エンターテイメント(娯楽)であり、人気に左右され易く短命で一過性のものです。また、持って生まれたタレント性(身長、容姿、声帯、遺伝的な性格・能力)に強く影響されます。
一方、農業、畜産、漁業、教育、医療・福祉、製造、流通・小売や建築・インフラ整備等社会に必要不可欠な事を担う仕事とは、足が地に着いた仕事とは、本来、地味で目立たないものですし、長期的な継続性を有しています。
お子様は、どの方向に適性があるのでしょうか?
このように、20年後、30年後のお子様の職業選択の方向性を冷静に見通して、家庭の教育方針と重視すべき事項を導き出して頂きたいのです。
何故なら、こうした具体性が、明確な目標を生み出し、大きなモチベーションと情熱の源泉となるからです。また、限られた教育資源(人、物、時間、お金)を、焦点を絞って有効に活用することが出来ます。
次に、情操教育や学校教育への円滑な移行等の重視すべき事項に優先順位をつけて頂き、最も重視すべき事項を明らかにします。これらが、比較要因となります。
候補となる幼稚園や保育園が複数ある場合、上記重視すべき事項及び最も重視すべき事項に照らして比較検討後、総合判断して最適の園を選定致します。
全国学力調査では、鹿児島県公立小・中学校の教育が、全国で最低レベルであることが判明しています。これは、ご家庭や、学校だけでなく、就学前教育機関も強い危機感を抱き教育改革を推し進めて頂きたいものです。

こども園や幼稚園・保育園は、優秀な日本民族を生み出し維持・発展させる上で、日本の教育の土台を築くという極めて大きな社会的役割があります。
従いまして、そこで働かれる保育士や幼稚園教諭の皆様の果たすべき役割と責任は、非常に大きいと存じます。それだけに、県や市の教育・福祉行政だけでなく、国策としても、こうした方々の給与・待遇の改善は最優先して進めて頂きたいものです。
できれば、幼児教育の無償化を行うべきではないでしょうか。

尚、私達が考える早期教育の基本的考え方は、下記をご覧下さい。

幼児英才教育の原理原則 
子育ては、チームプレー  

注釈1
幼児の脳の発達過程を考慮すれば、小学校入学前までに、100までの数唱(正順・逆順・飛び唱)及び一桁の足し算・引き算は、最低限終了していなければなりません。読み書き計算及び数感覚の養成は、小学校入学してからでは遅すぎるのです。
乳幼児から始めた公文生は、ドッツ遊びや数遊び等により、下記は、イメージ(映像)として脳に焼付いていますので、けして間違えませんし、早いのです。
何故なら、計算していないからです。
・一桁の足し算・引き算
・10~19までの数字から一桁数字の引き算(二桁以上の繰り下がりの引き算)
イメージ記憶は、右脳が全開している乳幼児期がベストです。
私達は、優秀なお子様に育てたいのであれば、幼稚園や保育園への入園からでも遅すぎると痛切に感じています。 

注釈2 霧島市の各小・中学校単位の成績結果及び序列は、全国学力調査で分かっていますが、公表されていません。非公開の理由は、色々とあるかもしれませんが、市民の「知りたいニーズ」は大きいのです。
上記1類の幼稚園や保育園が複数存在する校区の小学校はどこなのかを調べれば、レベルの高い小学校に関しては、おおよその見当がつきますが不正確さは否めません。
全国学力調査は、国民の税金を使用して行なわれている訳ですから、憲法で保障する国民の知る権利に応えて、公表に踏み切って頂きたいものです。

注釈3
但し、Ⅰ類であっても、園児が皆、能力が高いとは限りません。
何故なら、読み書き計算の教育を強制的に行うのではなく、本人の意思を尊重しながら「学ぶ意欲を育む」点を重視しているからです。従って、嫌がる園児に無理強いしないようです。やはり、最終的に決め手になるのは、ご家庭です。
ご家庭がベストの学習環境を整備されているか否かに掛かっています。
保護者様が、お子様の教育に寄り添いながら直接関わっておられるか否かで、園児の能力に大きな差が出てくるようです。  

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