KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 | 日記 | 16 新年を迎えて

ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

16 新年を迎えて

2012.01.15

1 トイレの神様
「えっ、市の職員でも業者さんでもなく、被災者の方なんですか??」

福島県いわき市平工業高校の避難所の仮設トイレを、毎朝5時に黙々と掃除をする男性がいた。
Gさん、38歳。
彼自身、避難所に逃げてきた被災者にもかかわらず、自ら率先して汚物あふれる不衛生なトイレの清掃をしていた。
他の避難者から、トイレ掃除の業者か、市の職員と間違われることも度々あったらしいが、彼も紛れもなく避難者であった。
 避難所生活で大きな問題となるのはトイレ。
話を聞くだけでも想像を絶する。
避難直後は数百人が避難所に押し寄せ、水道や電気もない中、用を足す。
するとどうなるか。
悲惨だ。
汚物があふれ、次第にどんどん外にあふれ出てきて、臭いもひどく、不衛生な状態で最終的には使えなくなってしまう。
 誰かが掃除をしなければならない。
自治体の職員やボランティアの人や業者がしてくれればいいが、被災直後の厳しい状況の中でそんな人手は足りない。
避難者自らやらねばならない。
 普通ならば当番制にしてするだろうが、この避難所では彼がほぼ毎日毎朝トイレ掃除を欠かさず行った。
なぜ彼は誰もが嫌がるトイレ掃除を率先してしたのだろうか。

「誰もやらないから見るに見かねて始めたんです。
どうせ避難所にいてもそんなにすることはないし、体育館でゆっくり眠ることもできず、朝早く目覚めてしまうから、トイレ掃除をしようと」

 2 径寸十枚これ国宝にあらず
中国の春秋時代、斉(せい)の威王(いおう)と魏(ぎ)の恵王(けいおう)が、偶然狩り場で会いました。
恵王が威王に次のように語りかけました。
「私の国は小国ですが、他国にはない立派な宝物があります。直径一寸ほどの強い光を放つ珠(たま)で、車の前後およそ12乗分までも照らすものが十枚あります。
貴国はいかがですか。大国ですので、さぞかし立派な宝を沢山お持ちでしょう」
威王は答えました。
「私の国には、そういうものはありません。しかし優れた家来が多くおります。 ある者に南城の地を守らせたところ、南隣の楚(そ)は恐れて攻め入ろうとしません。また、ある者に高唐の地を守らせたところ、西隣の趙人は、東境の黄河で魚を捕ることをしなくなりました。 こうした家来達が自分の持ち場で一隅を照らし国を支えてくれています。 これが私の宝です。」
恵王はこれを聞いて大いに恥じ入ったといいます。
  後にこの故事を僧侶に対する教育方針や規定などに活用したのが伝教大師(でんぎょうだいし)最澄(さいちょう)です。 時の嵯峨天皇に上奏した「山家学生式(さんげがくしょうしき)」には次のように記されています。
「古人言わく、径寸十枚、これ国宝に非(あら)ず。一隅を照らす、これ則(すなわ)ち国宝なり」 と。
直径一寸(約3センチ)の珠十枚が国宝ではなく、世の中の一隅に明かりを灯して暗闇を照らす者が国宝である。こうした精神で育てられ品格を備えた僧侶達が地方に下りそれぞれの周囲を照らしていくことによって天台宗は全国に広まっていったのです。

 3 一隅を照らす者でありたい
冒頭で紹介させて頂いたGさんのような方が国の宝なのだと思います。
閉塞感漂う日本を直撃した東日本大震災、Gさんのようなブルースカイの志を持った方がおられる限り、日本の復興・再生はきっと叶うことでしょう。
私も、この理念を堅持して、微力ながらも社会のお役に立てればいいなと新年を迎えて志を新たにした次第です。
どうぞ本年も、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。

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