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ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

13 右脳は親の愛情に最も強く感応する

2011.11.01

前回説明させていただきましたが、右脳は、無意識にイメージで物事を捉えることが得意です。一方、左脳は、意識的に言語を使い、分析的・論理的に物事を捉えます。
子供は、どのお子様も生まれた時、みんな同じ能力をもって生まれてきます。
胎内では、人間界の躾やルールに触れて折らず外界の刺激に5感が触れるわけではないので、生まれた赤ちゃんは、右脳しか働いていません。左脳が閉じており、右脳が全開の状態です。
外界の環境に適応するために、その環境が発する刺激を5感で感じたまま脳内に取り込んでいます。左脳が機能していないため、親が、理屈でいっても当然理解できません。
赤ちゃんの左脳は、器として重さや形状や神経細胞は出来上がっていますが、これはパソコンに喩えるならば、ウインドーズやリナックス等OSと呼ばれる基本的なソフトだけが備えられた状態で、ワードや一太郎、エクセルといったソフトがダウンロードされていない状態なのです。
右脳と左脳の間には、脳梁という太い神経細胞で連接されていてこれが情報の橋渡しを行う役割を担っております。右脳からの刺激が、ほぼ3年くらい掛けて左脳で機能するようになります。
ここが大変重要なことなのです。
乳幼児期に文字に触れなかったお子様は、小学校に入学した時には、最初から国語の授業についていけません。
乳幼児期に数字に触れなかったお子様は、小学校に入学した時には、最初から算数の授業についていけません。
しかし、これは脳科学的にみれば当然のことですが、科学的な知見がなければ誤った教え方をしてしまい、いつまで経っても学年レベルに追いつけず、子供から生きる自信を奪いかねないという現実があります。

現在の日本の学校教育は左脳中心の教育です。学校は、国が定めたカリキュラムに基づき、淡々と授業を進めていきます。つまり、学習指導要綱(課目の目的や到達目標が記載)に基づき、年度計画と各科目のレッスンプラン(教授計画)を作成して、論理的に理路整然とした教え方を行い、そして階段を一歩々上るように、煉瓦を基礎から一つ々積み上げるように読み・書き・計算の能力を培っていきます。そして、その進度は早いのです。

しかし、小学校に入学するまで、文字や数字に触れなかったお子様は、左脳が殆ど開発されておらず右脳が優位なアンバランス状態にあると、先生の云っていることが理解できないのです。
そして、先生や親自身も、「こんなに分かりやすく説明しているのにどうして分かってくれないんだろう?」と途方に暮れてしまいます。
一方、乳幼児期に読み聞かせや数遊びにより、言語感覚や数感覚が涵養されているお子様は、右脳が優位とはいえ、左脳が高いレベルで開発されており、先生の論理的な説明が理解できます。
もちろん、左脳と右脳を含めた相対的な脳の知的レベルは後者が優っています。
学校で教える読み書き計算は、左脳の役割です。左脳の未発達なお子様には、大人の理屈は、それが大人にとってどれほど単純で分かりやすいと思えるようなことでさえ理解できないのです。
とは言え、何事も、先ず右脳で感覚として入力されて始めて左脳が有効に機能するのです。
 例えば、世界の言語の中でも、最も難解な部類に入る日本語を、母国語である日本人が自然に話せるのは、生まれたときから日本語を話す親に育てられる環境下で、右脳の働きによる絶対語学感(語学に対する絶対音感)が培われ、これを、学校教育により文字として左脳にインプットされることで自由に日本語を駆使できる能力が培われるのです。しかし、右脳による絶対語学感が養成された後、左脳の文字教育が施されなければ文盲になるのです。戦時中、小学校が閉鎖となり、疎開して文字を習わなかった子ども達が、大人になっても文字が読めなかったというのはこうした理由からなのです。
 また、歌姫として一世を風靡した美空ひばりは、役者兼歌手だった両親に育てられる過程で、小さい頃から歌謡曲に慣れ親しみ舞台に立って歌を披露していたそうですが、その感情豊かな歌声は多くの人々を魅了しました。しかし、彼女は楽譜を読むことが出来なかったそうです。音階を譜面に写し取るとか、作曲となると左脳による論理的な思考力が必要不可欠なのです。しかし、彼女は、子供の頃、音楽環境下で右脳による絶対音感は養成されたのですが、譜面を読んだり書いたりする左脳の教育がなされていなかったためです。
こうした事例はいずれも、右脳が優位に機能している9歳までには、成し遂げておかなければ手遅れになる右脳と左脳の教育が厳然として存在していることを暗示しているものです。
 脳が完成する9歳までの、左脳と右脳のバランスの取れた教育が極めて重要なのです。

さて、ここからは算数に的を絞ってお話を進めさせていただきますが、小学校一年の二学期には引き算に入りますが、上記の前者のお子さんは、一桁の足し算もままなりません。
しかし、これは、焦っても仕方がないことなのです。
つまり、数感覚が、まず右脳で養成されて左脳に伝達されるまで、親が必死に頑張っても、脳の構造上3年かかるのですから焦ってもしようがないのです。
ただし、学校は、そうした子さまのためだけに、授業の進度を遅らせるわけにはまいりません。どんどん先に進みます。そうすると、お子様は、足し算と引き算がごちゃ混ぜになり、ますます混乱してしまい、親はとても危機感を感じます。
そうした時点で、公文に来られるケースが多いのです。
小学校低学年までは、まだ右脳が優位に働いているので、指導法を間違えなければまだ取り戻せるチャンスは十分にあります。
どうするのかと申せば、学校の算数の授業はひとまず横に置いて頂くのです。
左脳中心の教え方を控えて右脳中心の勉強に切り替えます。つまり、右脳はイメージで物事をそのまま取り入れます。
理屈は、なしです。論理的に教えてはいけなのです。

先稿4「脳の機能を強化する」で紹介させて頂いた片麻痺回復のための運動療法:促通反復療法「川平法」をそのまま学習療法として取り入れる方法です。
つまり、言語を使って理詰めで脳そのものを刺激して修復するのではなく、感覚器官を最大限駆使して脳を鍛えることを意図的に徹底して行うのです。
小学生といえども、当初は、数字という言語そのものを扱わず、あめ玉、ミカンやリンゴ、生きた金魚等を使い、主に、耳から肉声刺激と目からの映像刺激と指からの触覚刺激を使って右脳の数感覚を養成していくことが先決なのです。数感覚に関係なさそうですが、あめ玉やリンゴの発する匂い、香り等の味覚や嗅覚をも刺激する教材を活用した方がより効果的です。
勉学に王道はありません。算数もしかりです。本来、乳幼児期に養成されておくべき右脳の数感覚が養成されておらず、この右脳の数感覚を左脳で論理的に分析的に捉える能力が培われていないのですから、乳幼児期にもどりお母さんやお父さんと一緒にスキンシップを通じて楽しく遊びながら数感覚を一から涵養するしか道がないのです。
ここが、大変重要でして、公文や塾にお金を払って下駄を預けてしまい保護者の方が関与しないケースでは、上手くいきません。
何故なら、右脳は、感性の脳だからです。「子供は親の鏡」と申しますが、子供の根本的な感性は親により形成されるのです。親と子供の右脳の間は、目に見えない強くて太い霊線(親子の波動:共振共鳴する同一の右脳の周波数)で結ばれていますので、親の愛情にとても敏感に感応します。
学校の先生や公文の指導者であっても、とても親の愛情には勝てるはずがありませんし、まして親代わりになることもできません。
従いまして、公文に来られたとしても、「乳幼児~小学生の右脳教育の中心はご両親であるということ、そして、一生懸命やって早くて3年はかかる。」ということを強調させていただきたいのです。
3年かかるというのは、右脳で涵養された数感覚が左脳にモニターされるまでということですから、学年レベルに追いつくには更にその倍以上かかることを覚悟して頂かなければなりません。当然のことながら、これは、国語や英語にも同様なことがいえます。
しかしながら、適正な指導により、ご家庭と公文が協力連携しながら、愛情を込めて、焦らずに粘り強く取り組めば、将来必ず、学年レベルに追いつくことができるのです。

 とは云っても、掛けた資源(労力、教材、お金、時間)と情熱の割に効果が限定的ですし…もし、高いレベルでの進学を考えられる場合は、勉強漬けの日々を強要せざるをえなくなります。
できれば、そうならないように努めて早期にお子様の教育を開始していただきたいと願わずにはおれません。

* 追記
1 個人的には、英語教育の方が、はるかに問題の根が深いと感じております。
これにつきましては、今後、英語の科学的な学習方法として、別のホームページで取り上げる予定です。
2 ここで云う公文とは、向花小前教室とご理解下さい。
掲載する内容は、当教室独自の調査研究によるもので、一般的な公文式の見解ではありません。

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