KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記
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英語習得の臨界時期
2016.07.08
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英語のシャワーを解説する前に、その根拠となる基礎資料を、情報公開されている統計データーから参照させて頂きました。
これらは、第二言語としての英語教育の実態です。
一体、何が読み取れるのでしょうか?
お考え頂ければ有難いです。
1 言語習得の臨界期
下記グラフは、米国イリノイ大学の統計データーです。
(Data are from Johnson and Newport of PNAS)
米国に移民として入国した(主に中国人、韓国人)人達が、米国滞在後10年を経過した段階で、英語の文法や発音、聴取力、読解力に関する習熟度テストを受験してもらった結果です。
横軸が、アメリカに入国した年齢、縦軸がテストスコアーです。
260点以上が、ネイティブ並みの言語能力を発揮します。
約7歳以降急速に能力が下降しているのが分かります。
260点の横線と折れ線グラフの交点が9歳ぐらいです。
脳が完成する9歳が転換期で、バイリンガル(母国語と英語のネィティブ並みの語学力を有する)の限界点と云えます。
早ければ 、早いほど高い英語能力が養成されることが分かります。
年齢が高くなってからでは、如何に英語漬けの環境に暮らしたとしても ネイティブ並みの言語能力を養成することは困難を極めます。
2 英語教員の英検取得率
文部科学省の2014年度英語教育調査が、中学9583校と高校3459校を対象に実施されました。14年12月時点で英検準1級以上、TOEFLiBT80点以上、TOEIC730点以上などを取得している教員の数を調べた。
全国の公立中学・高校の英語教員のうち、英検準1級以上かそれに相当する資格を取得しているのは中学で28.8%、高校で55.4%だった。
3 大学のTOEICトップ10
下記は、TOEICスコアーの上位大学のトップ10です。
この大学の特徴として、帰国子女の占める割合が非常に高いことが知られています。
このレベルは、CNNやBBC等の映像を伴った英語圏ニュースを聴き取れるようになります。
しかしながら、英字新聞や雑誌を辞書なしで読めて、海外ドラマをほぼ理解でき、あるテーマに沿った深い議論や文章を起案できるようになるには、恐らく、TOEIC は満点で、尚且つ、海外生活・慣習を肌で感じた経験のある帰国子女や長期海外留学経験者に限られてきます。
つまり、このトップ10の大学生の中でも、更に、限られた一部の学生だけなのです。
因みに、大学生の平均点は、 447点(Listening:250点、Reading:197点)です。
938点 上智大学国際教養学部(※全体平均は732点)
920点 国際教養大学(全体平均)
877点 東京外国語大学外国語学部英語学科(※全体平均は719点)
874点 国際基督教大学(全体平均)
865点 上智大学外国語学部英語学科(※全体平均は732点)
856点 上智大学比較文化学部
823点 一橋大学大学院法学研究科(※法学研究科・法科大学院合格者)
800点 東京大学大学院生(文系)(※学部の平均は688点)
783点 同志社女子大学国際教養学科(3年次)
770点 早稲田大学国際教養学部
(2011年度 TOEICテスト DATA&ANALYSIS より抜粋)
4 TOEICと英検の相関関係
(1) 英検準1級取得確率
700点台前半 約50%
700点台後半 約60%
800点以上 約80%
(2) 英検1級取得確率
800点台後半 約40%
900点以上 約70%
