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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

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2016.06.08

実用英語学習方法には5つの原則があります。
第1は、Genuine Voice (本物の声)です。
今回は2番目の原則「FIT」(ピッタリ)を、身の回りの事例を参考にして分かりやすく紹介させて頂きます。
私や友人は、韓流ドラマが大好きです。
ツタヤさんで、貸出用DVDの30%が、 韓流ドラマが占めています。毎日のようにテレビやDVDで韓流ドラマ見て、韓国旅行にも行きます。しかしながら、大量の韓国語を聞いているにも拘らず、全く聞いて理解することも話すこともできません。
ドラマは、高度の韓国語能力が要求されますので、韓国語素養のない人がいくら聞いても理解できないのです。
同様に、間違った英語学習方法に、CNN、BBCや洋画といったラジオやテレビ放送を、英語能力が低い段階で、意味の分からないままにいくら大量に聞き流しても、英語のリスニング力の養成にはならないのです。極めて非効率的な学習方法です。

1 自分の能力に応じた本物の英語に触れる環境を整備
例えば、テニススクールで、テニスのバックハンドやボレーができない初級者を、フォアーハンド、バックハンド及びボレーが出来る上級グループに入れてレッスンを行うとどういうことになるかというと、弊害だらけで練習効率と効果が極端に低下してしまいます。
これは、利益率をあげるために、能力格差を無視したマスプロレッスンの一例です。(注釈1)
特に、一番困るのは、スクール生のやる気を失せてしまうという点でしょう。
つまり、リズムやテンポが崩れて、練習がアンバランスでチグハグな状態になります。
初心者は、難しくて付いていけず、恥ずかしさと申し訳なさで益々萎縮してしまう。
一方、上級者の不満は、更に、大きい、レッスン料に見合わない低レベルなレッスンに腹を立てコーチに対する不信感が募る。
このようなやり方が頻繁に行われると、当然の事ながら、やる気のある生徒達は去ってゆくきます。  
テニスがラケットを駆使してボールを意図する方向に打とうとする職人芸の世界ですが、言語学習も同様に、口と耳というラケットを使って、言葉というボールを自分の意図する方向に打ち返すというコミュニケーションに関する職人芸なのです。
従って、言語学習の理想の形は、テニス同様、同じレベルの少人数グループかマンツーマンです。   しかし、殆どの英会話スクールの場合、教師数の制限、指導要綱による規制枠、採算性を考慮すると多人数のグループレッスンとなっているようです。
グループレッスンの場合、クラス編成の能力格差は、TOEIC70点が許容できる限界点です。クラスを能力別に編成する際の素養格差を70点以内に留めないと、効果的な教育は期しがたいのです。
TOEICは、A~E(0~990点)までの格付けがありますが、例えば、TOEIC格付け「D」の場合、100点伸長させるには、連続した200~300時間の学習時間を要しますが、格付けが上がるにつれ、費やす学習時間は累乗的に増加するという相関関係にあります。
このTOEIC70点という差は、様々なデーターと各界教師達の経験に基づき設定されているものですが、これは端的に言うと1学年の開きがあるのです。
つまり、高校3年生と高校2年生が同じクラスで授業を受けているというイメージです。
これが限界であり、この原則を外すと、学生のやる気が途端失せて、全般成績が大きく下がってしまうのです。このように能力別教育(習熟度別教育)とは云いつつも、個人の素養をある程度無視せざるを得ない画一性が、グループ学習の問題点であることを御認識頂きたいのです。
従って、言語学習レベルは、能力相応であることが大前提です。
このため、言語学習においては、一人一人にピッタリ合った教材(本と音声)を渡し、教室であれ、家庭であれ、車や電車のなかであれ、歩いたり、自転車に乗っていたりと、日常起居のあらゆる時間を活用して、自分の能力に応じた本物の英語に触れる環境を整備することが大切です。

2 能力相応の負荷をかける
教材は、一人一人にピッタリ合ったものを渡すことが如何に重要かということをもう少し掘り下げて説明致しますと、「負荷の法則」があります。注釈2)
負荷をかけないと、勉強にしろ、スポーツにしろ、音楽にしろ上達はあり得ません。
これは、子供のレベルより若干高いレベル教育を施すことが最高の教育効果を生み出すということです。易しすぎてもいけないし、難しすぎてもいけません。子供のやる気を上手く引き出せて自学自習可能なポイントがあるのです。
これが「フイッティング・ポイント」と言われ、非常に微妙なポイントであるため、これを見極めるには、一般的に素人では難しく、その道に長けたプロフェッショナルな経験と洞察眼を有する指導者のサポートがどうしても必要となります。そして、これを見極めた上でその子に最適の学習内容を含む教材を与えて学習させるのです。 例えば、1500メートルの持続走のタイムが10分掛かる肥満気味のお子さんに、お父さんが1ヶ月後の校内マラソンで早く走らせたいと思い、1ヶ月間の練習メニューを、例えば、朝と夕方に5㎞のジョギングとし、併せて、食事制限により5キロ減量を義務づけたとします。
するとどうなるでしょうか?
その子は、いきなり激しい多量の運動で膝を痛め、無理な減量で体調を崩してしまい、結局は途中で挫折してしまいます。ここで最悪の点は、その苦痛から精神的にバーンアウト(崩壊)して、走る事、運動する事に対して嫌悪感を持ち、先の見えない失敗体験をさせてしまったことです。 では、お父さんはどういった練習メニューを組めば良かったのでしょうか? 先ず、お父さんが、目先の校内マラソンの結果に捕らわれず、長期的な展望を持って、焦らず、子供の成長を見守りながら、気長に練習に付き合っていくというスタンスが必要です。
いきなり走り込まず、最初は時間を掛けてゆっくりと歩くことから始めるべきです。
散歩は、有酸素運動による減量効果が非常に高いことで知られていますが、徐々に散歩の距離を伸ばしながら、お母さんの食事制限を考慮したバランスのとれた料理と相まって、走るに耐えうる程度まで、体重を落とし、膝を強化します。
それから、徐々に走り始めて距離を伸ばしていくという練習メニューを組んでゆくべきなのです。そうすると、汗をかく事の爽やかさを体感し、ストレスをも発散できるので、走る事、運動する事そのものが好きになっていきます。
そうするとしめたもので、自分から進んで走りたいと思うようになり、散歩やジョギングが習慣化されます。すると、自然と1500メートルのタイムが縮まっていくので、クラスで今まで自分より早かった同級生を追い抜くことができるようになります。
この一つ一つの無理のない小さな成功体験を積み重ねていく事が、結果的に「やればできるんだ」という自信を生み出し、これが大きな成功に繋がってゆくのです。
この成功の秘訣は、その根底に「負荷の法則」に基づく緻密に計算された練習メニューが存在するということなのです。
運動に限らず、英語学習は、一人一人の子供の英語能力を「読む、聞く、書く、話す」四つの言語機能から適正に判断し、これに基づき、子供が少し頑張れば毎日無理なく自学自習出来る程度の学習教材を、その子の性格、体調や学校行事を考慮しながら、細心の注意を払って与えてあげることが極めて重要なのです。
そして、これを可能にするためには、学習指導上、次の3点が必要不可欠です。
①子供の素養を適切に診断する手法が確立されていること
②多種多様な教材が数多く準備されている事
③その子のレベルに応じた個人指導法が確立されている

3 幼児にフィットした教材とは
市販を含めた色々な英語教材の編成を観察すると、脳の発達という生理学的視点が抜け落ちていることに気付きます。殆どの英語教材の開発・作成する人達が大人ですから、、、しようがないのかしら、、、と溜息が出てしまいます。
つまり、大人は、英文に和訳を添えて、先ず、日本語で内容や文法を理解させて、その次に英文と発音を習得させるという思考過程で、英語教材を作っています。
これは、典型的な左脳の働きによるものです。
一見、理論的に筋が通り、段階的に教材のレベルを上げるという最もらしい考え方ですが、これが、幼児~小学校低学年(0才から9歳)までの英語学習に弊害になっている場合が多々あるのです。
つまり、この年齢層は右脳が優位であるため、物事をあるがままに、まるで写真を撮るが如く、そのまま写し取る力が圧倒的に優位なのです。しかも、この方が、楽しく、面白く、しかも、早くできるのです。この段階では、大人が英文の内容を口頭で説明して、子供に理解させた後、音声教材を使って覚えさせるという手法は、不適切であると云わざるをえません。

ニューロンの情報処理ネットワーク網がどれだけ緊密に張り巡らされているかが、脳の働きの良し悪しを左右していると考えられています.ニューロンは、5感や第6感による脳への刺激で生成されます。これが、大量に増殖する時期が、胎児~幼児期です。(写真)
「赤ちゃんだから、幼児だから難しいことを言っても分からない、、、
赤ちゃんや幼児の能力は大人より低い、、、」
と勘違いしている大人たちが如何に多いことか、、、
胎児・赤ちゃんや幼児さんは、大人より遼に優れた天才的な脳を持っているのです。
ですから、難しいことを沢山覚えさせる絶好のチャンスなのです。
大人になると、理解しないと記憶できないですよね
意味不明なことは記憶できないですよね
しかし、特に胎児や赤ちゃんは、意味不明なことをどんどん吸収できる脳を持っているのです。
胎児や赤ちゃんがどのようにして言葉を習得していくのかを考えてみて下さい。
お母さんやお父さんの声掛けの言葉を伴った様々な刺激が、まるで砂に水が染み込むように、あるがままを、そのままどんどん吸い込みます。
幼児さんの脳は発育段階であり、様々な刺激が必要なのです。
脳が様々な刺激をのどが渇くように欲しているのです。
この様に大量の刺激を吸い取る力こそが、右脳の働きによるものなのです。
ですから、
右脳が支配的な幼児期は、5感を通じて子供が受け取る刺激を基礎とした教材編成である方が望ましいのです。
大人が、理屈を説明せずとも、見てわかる、嗅いで分かる、触って分かる、聞いてわかるという極めてシンプルでなければなりません。そして、説明抜きで、興味津々、面白そう、ワクワクする、、、そうした刺激的な教材でなければなりません。
(FUNは、実用英語学習の一原則です。詳細:別途)

具体的に説明します。
下記英単語を知っている大人は少ないと思います。また、難しいと考えているようですが、幼児さんは、これを、絵や写真や模型と連動させてフラッシュカードの如く遊ばせると、直ぐに覚えてしまいます。
stinkbug (カメムシ)、cicada (蝉)、mantis(カマキリ) 、lizard(とかげ)、rhinoceros(さい)、earthworm(ミミズ)、centipede(ムカデ)、babby carriage(乳母車)、steam locomotive(蒸気機関車)、Thomas Edison(トーマス・エジソン)、Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)、statue of liberty(自由の女神像)、Antarctica(南極大陸)、Mercury(水星)、tornado(竜巻)、volcanic eruption(火山噴火)、earthquake(地震)

ところが、
Saturday(土曜日)、Feburary(2月)、address(住所)、fast(早い)、slow(遅い)といった5感(右脳)で感じ取れないものは、覚えずらいし嫌がります。これら抽象的単語は、映像化し難いため、事前に左脳で理解させる必要があるからです。

もうお分かり頂けたと思います。
繰り返しになりますが、右脳の優位な幼児期に教えるべき英語教材とは、5感で感じ取れる明瞭なもので、ワクワクと関心を釘付けするもので、殊更、日本語での説明を要しないものということになります。
絵や模型、出来れば本物のカメムシとネィティブスピーカーの音声教材を活用して、stinkbug は、そのままstinkbugと真似て発音させ、カメムシという日本語を覚えさせる必要はないと思います。本物のカメムシであれば、臭いので、「ウェッ、stinky(臭いねぇ)~」って鼻をつまんで見せれば、stink「臭い」bug「虫」ということを体感を通じて覚えることができます。
幼児さんは、英語の受験を意識せず、先ずは、英語を英語のままで覚えさせるというシンプルな記憶回路を最大限活用すべきなのだと思います。日本語のカメムシという言葉は、日本に住んでいる限り、年齢が上がると、自然に覚えてしまいますから、、、
私は、ネィティブスピーカーによる英会話教室に、過去に通ったことがありますが、意外とこうした視点が抜け落ちているため、もったいないなぁ~と感じたことがありました。学校でも、ネィティブスピーカーによるレッスンが定期的に行われるようになっていますが、この特質を上手く活用しきれていないのではないかしらと感じています。


幼児教育に精通した方は、この原理が実感としてお分かり頂けると存じます。
当教室では、日本語を聞いて話すことができる幼児~小学校低学年の公文生は、難解と思える論語、南洲翁遺訓や俳句を意味の分からないまま、そのまま、たちまち覚えてしまいます。
この右脳の驚異的な力を英語教育にも最大限活用すべきだとつくづく感じるのです。
英語受験上も、実用英語上も、語彙力を増やすことが絶対必要条件です。
これは、海外留学や海外勤務をすると痛切に感じます。
その語彙力、特に、歴史的な人物名、地名、品物名、料理名、衣類名、会社名、動植物名、交通輸送名、病気名、症状名、世界遺産名等固有名詞は、大人になってから覚えるのは、大変な労力を強いられますが、幼児期はいとも簡単に覚えてしまうのです。胎児・赤ちゃんや幼児さんは、天才的な脳を持っている他に、反復練習をとても好みます。
日本語と同様に、英語の語彙力を増やすには、右脳が優位な状態にある9歳までが圧倒的に有利です。
大人になってからでは、効率が悪くなります。
9歳で脳が完成段階に近づく頃から、反復練習することを生理的に嫌がり始めます。
繰り返しになりますが、何が写真撮影できるでしょうか?
「自信がある」とか「疲れた~」という言葉は写真撮影できないですよね、、、こうした語彙は後回しで良いと思うのです。
「新幹線」は、写真撮影できますよね、、だったらこれは、「bullet train」とそのまま覚えさせればよいのです。こうしたものなら、いくらでも、素早くどんどん習得できるのです。
このチャンスを逃す手はありません。
小さな子供は、まどろっこしい説明をとても嫌がります。注釈3
映像は、説明が必要ないですよね。「百聞は一見に如かず」なのです。

教材作成される方は、今一度、大人の目線ではなく、大人の常識でもなく、幼児や赤ちゃんになったつもりで、事象を感覚的に捉えてみて下さい。幼児教育の第一線現場で、「これまでの慣行的英語教材の在り方が本当に妥当性があるのかしら?」と疑問を感じながらよくよく観察すると、上記本質が見えて参ります。
大人と幼児の学習方法は、全く異質なものです。
公文の英語教材は、極めて完成度が高いのですが、幼児等初期英語教材は、上記視点から改善すべき余地が多々存在すると思料致しております。


注釈1
言語学習では、マスプロ教育(マスプロダクション:大人数教育)は、馴染みません。
一般的に、学校、塾及び英会話スクール等では、多人数であるため、適正な能力別クラス編成を取れず、まして限定された画一的なテキストを使用するマスプロ教育にならざるをえないため、きめの細かな教育指導は困難を極めます。

注釈2
1908年に、アメリカの心理学者であり、動物行動学者でもあるロバート・M・ヤーキーズと、同じく心理学者のジョン・D・ドットソンが提唱した「ヤーキーズ・ドットソン の法則」に端を発しています。
ヤーキーズ・ドットソン の法則」とは、
生物(人間、動物、植物等生きるもの全て)
は、ある程度のストレスを感じていたほうが、ストレスが全くない状態よりも作業の効率が上がり、進化(変化しながら成長)するというものです。

注釈3
listening(聴く)のスピードも、幼児だからと言って遅すぎる傾向があります。
listening教材は、ゆっくりしたテンポやリズムは、最初だけで、慣れたら、余計な日本語の説明や指示の言葉及び間は省いて、本文だけを、どんどんスピードを上げて、ナチュラルスピードにしてゆく必要性があります。そして、この本文を、機材の無操作で繰り返し繰り返し再生させる必要性があります。幼児用の英語フラッシュカードの多種類化と共に、Eペンシルの音声教材も、こうした視点で更なる改善をお願いしたいと思料致しております。

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