KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 | 日記 | 22 何故、徳育を柱に据えると人生の成功者になれるのでしょうか(その3)


2012/06/13
22 何故、徳育を柱に据えると人生の成功者になれるのでしょうか(その3)


 以下は、以前、関東地方で、独居高齢者支援のボランティア活動をしておられる方から伺った話です。
高齢者は、人生の総決算の時期です。人生の最終局面にてそれまでの生き様がありありと表面化致します。、欲や執着心がだんだんと取れていき、子供の頃のような素の状態に近づいていきます。しかし、人間の素たる「魂」の輝き具合には、雲泥の開きが生じてしまっています。
人が、子供の頃から、どのような考え方で人生を生き抜いてきたかの最終結果が、人間力の格差となって明確な形で明らかになります。
 赤いスイカの種子は、赤いスイカを実らせます。黄色のスイカは実りません。同じように、赤い波動を放出すると、赤い波動が引き寄せられます。黄色の波動は引き寄せられません。
仏教に、華厳経の『唯心経』は世界一美しい経典と云われています。
その教えの核心部分に、引き寄せの法則が書いてあります。
百字心経の中に“心が全てを決める”という教えが凝縮されています。
「類は友を呼ぶ」という引き寄せの法則は、仏教では、「因果応報」の原則と呼ばれています。
人生の若いころに種を蒔きます。つまり、どのような考え方をして人生を生きるのかということです。
そして、人世の最終章では、蒔いた種が実を結びそれを刈り取らなければならない時期が到来します。つまり、どのような考え方をして生きてきたかの結果が、精神的にも物質的にも避けがたいものとして現実化してしまうのです。
そして、人はこの世を旅立つときに、何も持たずに、人間の素たる「魂」だけで出発しなければならないのです。

1 遊びが中心の人生
賃貸住宅に、体の不自由な一人の高齢者の男性が住んでいました。
その男性は、若いときに結婚して家庭を築いていましたが、離婚し子供達とも音信不通の状態でした。離婚を機に、別の女性と同居を始め、資金をつぎ込んでカラオケ店を開業しました。しかし、事業に失敗して借金を背負い、生活が荒んで60代前半に脳梗塞で倒れてしまいます。そして、その後遺症から半身麻痺となってしまい仕事ができません。
国民年金に加入していなかったため、障害者年金を受給できずに生活保護に頼る生活になってしまいました。
そうした苦境の中で、一人の高齢者の女性が、その男性を介護していました。
その女性は、とてもオシャレな服を着ていつも綺麗にお化粧をし、自転車で男性宅に来ては、洗濯や家事をしていたそうです。
ボランティアの方々は、その女性の物腰が柔らかく甲斐甲斐しく介護する姿に感心して好感を持っていたそうです。 しばらくすると、その女性は、その男性宅に頻繁に来ては泊っていくようになり、遂には同居状態になりました。周囲には姉弟の関係だと説明していたそうです。
しばらくすると、その地域住民の間で、その女性がある問題行動を起こしている噂が広まりました。 その女性は、近所のあちらこちらから借金をしていてそれを返済してくれないというものでした。年金生活で、病院に通院する弟の介護には出費がかさむのだろうと、ボランティアや近隣の人達は、お金を貸したそうです。
そのうち、介護を受けているはずの男性が、栄養失調から体調を崩し頻繁に入退院を繰り返すようになりました。そして、アパートのガス代や電気代が滞納されているのが分かったそうです。
そして、その女性がパチンコ店に入り浸っているのが分かったそうです。
年金だけでなく、生活保護費をつぎこんでいたのです。
市民の通報から、行政の生活保護課の知るところとなり、生活保護の不正受給にあたらないか調査が行われたそうです。 ケースワーカーの担当者によると、その男性と女性は、血縁関係はなく内縁関係にあることや賃貸契約を結ばずに無断で入居していることが分かりました。また、生活保護者は、医療費、健康保険料、県・市民税及び受信料等免除の他、様々な特典があるそうで、生活保護費と年金を合わせると、平均的な一般世帯よりも収入が多くなるのだそうです。
色々な虚偽申告や不正受給の疑いが次々と明るみに出てきたそうです。
担当者は、男性の子供達に保護を依頼しますが、「昔、母と幼い私達を見捨てておいて、どんなにか辛い思いをしたか...今更、父親だから介護して面倒見なさいと言われても...父親の記憶はありませんし、そのような気持ちにはなれません。」と断られたそうです。そして、その女性の子供たちにも保護を依頼しますが断られたそうです。
「いつも自分だけ着飾っては出歩き、私達には、みすぼらしい服を着せ、母親らしいことは何もしてくれなかった。人前では愛想がよいけれども、人が去った後には、その人の背中に向かって、舌を出す嘘つき女だ、今後電話を掛けないでほしい。」と吐き捨てるように言ったそうです。
その女性は、若いころに結婚して、二人の子供をもうけますが、嫁ぎ先の畜産業が嫌でたまらず、子供を残して家を出たそうです。離婚が成立して再婚しますが、そこも嫌になって出しまいます。
その原因は、嫁ぎ先で借財をしては、遊興費に散財し派手な生活を繰り返すために、親族から反感を買い居れなくなったというのが実態だそうです。
子供とは、絶縁状態なため一人で生活せざるをえなくなり、孤独感が嫌で、似たような境遇の男性と一緒に住むようになったのです。
その男性と女性の説明は、嘘や偽りが多いので全て裏付けを取らなければならないと担当者は頭を抱えていたそうです。
そして、色々と親切に支援していた近所の人達やボランティアの人達は、その二人から距離を置くようになったそうです。 心ある人たちは去ってしまったのです。 この女性は、孤立し誰にも相手にされなくなり借金の返済を迫られて、そこに住むことができずに引っ越していったそうです。このように、常に転々と住居を変えざるを得ない不安定でおどおどした人生を送っています。


 

 4 引き寄せの波動
強い願望は、その状況や物質を確実に引き寄せて現実化します。
上記例のように、いつも遊ぶことばかり考えていると、次々と遊びで終始する人生が現実化しています。
手段を選ばずに財を成したいという強い願望は、豪邸を築き、高級車に乗ることを現実化しました。
敵を懲らしめたいたい願望は、敵を窮地に陥れてしまっています。
しかし、こうした人生は幸福だったといえるでしょうか?成功を収めたといえるでしょうか?
これが果たして本物の幸せなのでしょうか?
これが果たして本物の成功なのでしょうか?
宇宙の進歩向上する川の流れにのった生き方だったのでしょうか?
生涯をかけて、自己の精神(魂)を進歩向上させることができたのでしょうか?

引き寄せの波動は、本当の気持ちがそのまま放出されます。
波動とは、人間の本心が発するものです。
人間の性根が発するものです。
トイレ掃除をしないと悪臭が漂いますが、これは芳香剤や消臭剤を放っても、けして良い香りを発するわけではなく、返って悪臭を増幅してしまうのと同じ理屈です。
つまり、波動とは、うわべではなく、水面下に潜む本当に自分が思っている感情から発っせられるものだからです。外見的な表情は意図的に操作し取り繕うことができても、本音の心が発する波動はけして意図的に操作することはできないのです。
口頭で表現している内容と違う下心があるとすれば、下心が波動を発するのです。
例えば、おれおれ詐欺を行う者が、口頭で善意を装ったとしても、その者が発する波動は、善意に満ちた波動を発するのではなく、人を騙そうという邪悪な心が、邪悪な波動を発するのです。
どんなに人前で愛想よく笑顔を振りまこうとも、人情深さを装って親切な振る舞いを行っても、心の中では、真逆で、嘘をつき人を欺いて利用してやろうと思っているならば、その心で強く思う気持ちこそが波動となって放出されるのです。
性根が発する波動とは、ごまかしがきかないのです。
そして、その発出した波動は、それに似た波動を出す状況や人や物を確実に引き寄せてしまうのです。
憎悪や嫉妬の波動は、自分が嫌悪して憎たらしくなるような人や物や状況を必ず引き寄せてしまい、それが現実化してしまいます。そして益々憎悪する気持ちが膨らんでしまいます。
憎悪や嫉妬や怒りの波動を放出すれば、確実に良くないことを引き寄せてしまうのです。
憎悪や嫉妬や怒りで満たされた人生は、幸せな人生だったといえるでしょうか。

上記の三つの例は、前回紹介した「人を相手にせず天を相手にせよ。」の実例です。
人を欺いても天は欺けないものです。そして、天知るー地知るー人知るに至ります。

5 考え方の中心に据えるものとは
1996年刊行以来、30か国語に翻訳され、版を重ねてわずか一年で1000万部以上の売れ挙げを達成した本があります。スティーブン・R・コブィー著の「7つの習慣 成功には原則があった」です。全世界にこの思想に基づくコンサルタント会社が設立され、日本でもジェームズ・スキナー氏が精力的な活動を展開しています。そして、この思想と、「ザ・シークレット」が主張している思想には共通点が多くあります。
上記事例を、スティーブン・R・コブィー氏による「安定性」、「方向性」、「知恵」、「力」という要因から捉えてみてください。
そこに、決定的に欠けているものがあるために、願望を成就するためには、ルールや道義を無視して、手段を選ばずにに何でもする姿が透けて見えてきます。
①遊び中心だったら
・安定性
楽しさを感じている時にのみ安定性や自尊心を感じるが、安定感は長続きせず、気持ちはすぐに鈍り、周りの環境に深く依存する。 
・方向性
どうしたら最も気持ちよく感じるかで物事を決定する。
・知恵
人生を考えるとき、視野は自分の快感に限られる。
・力
あなたの力は皆無に等しい。
② お金が中心だったら
・安定性
自己価値や自尊心は資産の評価額で決まり、経済的な安定性を壊す恐れのあるものは全て脅威に感じる。
・方向性
利益が意志決定の基準である。
・知恵
お金を儲けるというレンズを通して人生を見て理解し偏った判断をする。
・力
達成できる範囲が自分の持っているお金の額とその額によって制限されるビジョンで決まる。
③ 敵中心だったら
・安定性
安定性は、敵の動き次第でなくなったり壊れたりすし、いつも相手は今何をしているのだろうかと気になる。そして、同じような意見を持つ人と話し合うことによって自分の思いを正当化しようとする。
・方向性
あなたは相手の行動によって「反対依存的」に方向づけられる。意思決定は、どうしたら敵を困らせることができるかが基準となる。
・知恵
判断力は極めて狭く歪んだものである。相手のこととなると防衛的になり、過剰反応し被害妄想になりがちである。
・力
持っているわずかな力は怒り、嫉妬、復讐といった消極的な気持ちから出てくるものであり、自分のエネルギーは全て浪費され他の活動に手掛ける余裕がなくなってくる。

6 原則中心
この他にも、夫・妻中心、家族中心、仕事中心、所有物中心、友達中心等が述べられています。
これら一つ一つは大切なもので必要不可欠なものですが、これらを中心に据えては本物の幸福感は得られないと主張しています。
衣食住を満たし、何事か行動を起こすためには、お金は必ず必要になってきます。ストレスや緊張感から解放して心身のバランスをとるためには、遊ぶことも必要です。また、相性の合わない人や利己的な人に出会い、嫌悪感で苛むこともよくあることです。それらは、必要なものであり、自然な感情です。
しかし、これらを中心に据えては、本物の幸福は得られないと主張しています。
そして、本物の幸福がなんたるかを知らなければ、本物の成功を掴むことはできないと主張しています。
本物の幸せを知り、本物の成功を手にするには「原則中心の生活」をしなければならないと主張しています。
上記事例の人達に決定的に欠けているものとは、人が生きる上で精神的支柱となりえる普遍的な「原則」だったのです。
京セラ哲学の「考え方」に据えるべきものと、「ザ・シークレット」の基本的考え方と、スティーブン・R・コブィーの主張する原則は非常に似通っています。
原則とは、宇宙の進歩向上する川の流れにのった生き方するための理(ことわり)であり、普遍的な真理を云います。川の本流に逆行することではありません。
進歩向上する川の流れにのることでしか本物の幸せを得ることはできません。
進歩向上する川の流れにのることでしか本物の成功を得ることはできません。
そして、中心にすえるべき原則とは何かを理論的に学び、この理論を実践を通して体得していく過程で、精神的な成長(魂を磨くこと)を遂げることができます。これが、即ち「徳育」に他ならないのです.

「徳育」とは具体的にどういったものなのでしょうか?
親はどのように徳育に係わればよいのでしょうか?

NHK大河ドラマ「平清盛」の題字を書いた先天的な知的障害を持つ書道家がいます。
ダウン症の女流書道家「金澤翔子」です。
「原則」を、幼少の頃から、般若心経の写経で学び、弛まぬ書の稽古を通じて「原則」を心身に浸透させました。すると、感謝と愛で満たされて「本物の幸せ」に包まれています。そして、この幸福の波動が、「本物の成功」を引き寄せました。
彼女の書の芸術性は、一般的な書家とは次元が違い、正に奇跡と云われています。
この書が発する言霊は、何か神霊的なものを感じさせます。
彼女の書を見て多くの人達が感動して涙します。多くの人の心を癒します。落ち着きのない子も落ち着いてしまいます。
彼女を見ると、障害者とは、なにかしら?と考えさせられます。
ダウン症とは、人間の目から見たものです。
しかし、天から見た彼女は、清らかな心を持つ素晴らしい人間です。
天から見た障害者とは、原則を無視して生きる人なのかもしれません。
彼女は、今、冒頭で紹介した華厳経の『唯心経』の写経を行っているそうです。

親の子育ての軌跡やプロフィールをYou Tubeでご覧頂けます。

①軌跡
http://www.youtube.com/watch?v=HH7trpq85xU&noredirect=1 
http://www.youtube.com/watch?v=csE48N9NR70&feature=related 
②作品集
http://www.youtube.com/watch?v=qiL0KvmiXso&feature=relmfu
 

*注釈
マルチ商法は、無限連鎖講の防止に関する法律によって禁止されるねずみ講と組織の拡大方法で類似点が多い。ねずみ講が金品配当組織であるのに対して、連鎖販売取引を含むマルチ商法は商品の販売組織(役務の提案も含む)である点で区別される。 なお商品の販売が主と主張する組織であっても、その商材の実際の価値が販売価格に比べ著しく低い場合には商品販売は主と見なされず、金品配当が主と見なされ、ねずみ講とされる(判例多数あり)。
マルチ商法は数段階下からの不労所得的な報酬(コミッション、ボーナス)を勧誘時の誘引材料にしている場合がもっぱらである。『ダウン』と呼ばれる配下の加盟者を勧誘・加入させ、かつ一定額以上の商品購入を継続して行わなければならないことが現実(表面に現れないノルマとも言われている)である。また加盟者が期待する様な、安楽な生活ができるほどの高額報酬を得られる者は、加盟者全体のわずかにすぎない。「1人の会員が2人ずつ新規会員を加入させた」と仮定した場合、28世代目で日本の総人口を上回る134,217,728人が必要となる。
マルチ商法は、法律違反や「人間関係のしがらみ」を利用した断りにくい勧誘方法など様々な問題のある活動が相次いだことにより、各地の国民生活センターや消費者生活センターへ契約に関しての問い合わせ・相談が多く寄せられたこともあって、同センターでは、マルチ商法を悪質商法であるとし、注意喚起を行っているのが実情で、社会一般の印象は極めて悪いものとなっている。商法の呼称に関わらず特定商取引法にいう「連鎖販売取引」に該当している限り同法の規制を受けることとなる。  

今の世代では、ネットワークビジネスといったIT関連ビジネスを隠れ蓑にしているため、こうした実態を知らない人が増えているそうです。こうした実態は、お子様には早い段階から教えて頂き「うまい話は危ない!」との感性を陶冶して頂きたいと存じます。 

> 日記の一覧に戻る


[0]店舗TOP
ペ-ジの一番上へ戻る

街のお店情報
PCサイト

[PR]
エヌケーハウス
那須和牛の宿 プチペンション ラハーユ
ハローストレージ向陵西町J
Shapes自由が丘店
文化的酒屋 リズム