KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 | サービスメニュー | 自学自習力と学習習慣の鍵、親の無償愛

ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 のサービスメニュー

■自学自習力と学習習慣の陶冶
自学自習力と学習習慣の鍵、親の無償愛

自学自習力と学習習慣とは、下記の①~⑤のステップにより、自らを律して自ら考えて、自ら創意工夫し、他人を頼らずに学習することを習慣化させることです。

1 学習プロセスのスパイラル化
①自主的に計画し予習復習を段取りする
学習計画(目標とタイムラインに沿ったタスクを明らかにする)を作成して、物心両面の準備を行う
②自ら調べて理解する
わからない箇所は、辞書、教科書及び参考書を使って自分で調べて分かる
③自らまとめる
調べたことや重要なことは、自分自身のオリジナルな学習ノートを作成して記載する
④整理保管
終了した教材を破棄するのではなく、必須項目は学習ノートと連接させて、課目毎にいつでもすぐに取り出せるように整理整頓して保管する
⑤定着作業
学んだことを何度も繰り返し反復して定着させてできる

⑤の最終段階で、定着度合いを判定する「終了テスト」を行い、これに合格すると次のレベルの高い教材に移行します。そして、①にもどり必要に応じて計画を修正して②③④⑤を循環していくのです。このような一連の学習プロセスが上昇気流のスパイラルに乗ることを自学自習の学習習慣化と呼んでおります。

2 親の役割
(1)無償の愛~真剣さと情熱~
私が、小学3年生の時、初めて自転車を買っていただきました。嬉しくて嬉しくて食事も喉を通らずに夜も寝れないほどでした。当時は、補助輪がなかったので、最初から上手く乗れるはずがありません。父親が、荷台を両手で握って支えながら一緒に走ってくれました。そして、上手くいけそうかなと思うと父は手を放しました。すると、私は、ハンドルやブレーキを上手く制御できず転倒してしまいました。半べそをかく私を、笑いながら「頑張れ」と励まして、また、荷台を支えて一緒に走ってくれました。それを、繰り返すうちに、一人で乗れるようになったのです。
その父の笑顔と大きな愛は今でも鮮やかに覚えております。
お子様の自学自習力の陶冶も全く同じなのだと思います。
テクニックや技法の前に親の無償愛による関与が決定的な役割を演じていることをどうかご理解して頂きたいのです。
勉強は、学校が教えるもの、まして、公文にはお金を払って通わせているのだからと下駄をあずけられて、ご両親が関与されないケースでは、自学自習力や学習習慣を陶冶することは困難です。
教室を休みがちで宿題が提出されない等学習意欲の乏しいお子様、いたずらや乱暴な振る舞いにより学習環境を乱す等の問題行動を引き起こすお子様、或いは、自虐行為を繰り返すお子様に共通して言えることは、お子様自身に原因があるのではなく、殆どの場合、ご両親、特に、お母様がお仕事、下の子や赤ちゃんのお世話や親の介護等で忙しく、お子様との十分なスキンシップが不足して構ってあげれないケースが多いようです。また、お子様がゲームにのめり込んで、ゲーム脳になり親子のコミュニケーションが不足している場合もあります。こうしたご家庭のお子様は、とても親の愛情に飢えており大きなストレスを抱えております。
こうしたお子様に対しては、学校も公文教室も根本的な対策を施しようがありません。
壁にぶつかったときにこれを支えるのは、親の愛情以外にありません。学校の先生も公文指導者もご両親の愛情には勝てるはずがありません。
従いまして、先ず第一義的に、しっかりした愛情を基礎として、真剣さ情熱をもって自学自習力と学習習慣の陶冶に関与して頂きたいのです。
悪影響を及ぼすものを排除して、美しく清らかなで笑いの絶えない円満な家庭環境を創造し、親の溢れる愛情で包み込むことで、子供は、精神的に安定し勉強やスポーツにも安心して取り組むことができます。お母様だけでなく、お父様が公文モードになられると子供の取り組む姿勢に気合が入ります。年齢が低ければ低いほど、短期間で劇的に変化致します。
そうした事例を、私はこれまで数多く目撃して参りました。

(2)家庭の学習環境
第一義的には、上述させて頂いたように、大愛を基調として、美しく清らかなで笑いの絶えない円満な家庭環境を創造して頂くことです。
第二に、ご家庭で公文タイムを設定して頂き、全てのテレビやゲームを消して、お子様とともに学習して頂くか、読書をする等の静かな学習環境を創造していただきたいのです。
当教室では、以下の3点を特にお願い致しております。

①自学自習力、学習習慣及び読書習慣が完全に身に着くまでは、ゲームはおかない、みない、ふれない。
これは、「家庭に置かない、家族はしない、他人がしているのを見ない、お友達の家でも触れない。」ということですが、9歳までは厳禁として頂くようお願い致します。10歳以降であっても、高校卒業までは、ゲームやスマホはしない方がベストです。
自学自習力、学習習慣及び読書習慣が完全に身についているかをどのようにして見極めれば良いでしょうか?
誰も見ていない所で、ゲームと公文の宿題があれば、お子様はどちらを選択しますか?

誰も見ていない所で、ゲームと本があれば、お子様はどちらを選択するでしょうか?
ゲームを選択するお子様は、自学自習力、学習習慣及び読書習慣は身についていませんし、学習意欲も不十分です。これを、判断の目安として下さい。
②テレビ、インターネット及び携帯電話(出会い系サイト等)は保護者の管理下において、お子様が自由にアクセスできない。
③いつでも好きな時に、すぐ手の届くところに、年齢に応じた、感化善導できる良書が沢山ある。
ゲームよりも本好きに!読書志向へ誘導して下さい。図書館を最大限活用され、各年代毎に100冊読破を基準に揃えて下さい。


 教室では、宿題の直し、新しい分野のプリントへのチャレンジが主体で、教室で理解できたことを、同種のプリントを宿題として渡し、ご家庭で反復して頂きます。ご家庭での繰り返しが定着作業といわれるもので、理解したことを理解しなおすといった単なる復習ではありません。理解したことを、体に覚えさせる学習プロセスで、これは、公文の宿題をご家庭で行うことで初めて可能になります。従いまして、ご家庭で、最良の学習環境を整えて頂きたいのです。
詳細は、「サービスメニュー:才能拡散の法則と異年齢集団教育」及び「日記6:幼児教育の阻害事項」をご覧下さい。

(3)補助輪としての役割
学習のプロセスの各ステップは、最初はご両親が一緒になって行っていただく必要がございます。
①自主的に計画し予習復習を段取りする
吉田松陰の語録に、次の名言があります。

「夢なき者に理想なし

理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に、夢なき者に成功なし」

学習計画の目標の設定タスク(目標を達成するために果たすべき具体的な仕事)は何かを導き出す作業は、モチベーション(学習意欲)に深く係わってきますので大変重要です。
学習プロセスの中で、軽視されがちですが、実は、一番重要なステップです。
今から自分が勉強するのは、「何のため?」、「自分の進むべき方向はどっち?目的地はどこ?」が明らかになれば、勉強することに意義を見出せ、ワクワクしながら学ぶことを楽しむことができるのです。
このステップは、保護者様が一方的に押し付けるのではなく、じっくりと時間をかけ、偉人伝等の本を読んで調べながら、親子や友人と話し合いながらお子様が自分自身で決めるように誘導して頂く必要がございます。
「自分は、どういう人生を送りたいのか?自分の夢ってなんだろう?自分の志はなんだろう?将来、どんなお仕事に就こうかしら?」等、そうしたことをお子様が、自分なりに考えるような機会をつくり、其れに資する情報を提供し、見せて触らせて体験させることが大切です。
「幼いから、今からそんなこと言っても分からないのではないかしら?」と思われる保護者様もおられるかもしれませんが、お子様は幼くとも既成概念にとらわれない受容能力は非常に優れているのです。まさに、IPS(万能細胞)細胞と同じようなもので、どのような方向にも進める大きな可能性を秘めています。だからこそ、脳が固まらない幼少期に、お子様自身がある程度の幅を持たせた概略的な方向性を見出すことは非常に重要なことなのです。人生経験がなく情報に乏しいお子様一人では、方向性を見出すことは不可能です。保護者様や周囲の大人たちのサポートが必要不可欠です。是非、ご家庭で、保護者様が率先してそうした夢、志そして目標について頻繁に話し合い、旅行し、研修し、実際に体験する等の環境を創って頂きたいと存じます。
「夢や志が先にありき」で、目標は、夢や志を成し遂げるために設定されるものです。夢と志と目標には、血が通い神経が通っていなければなりません。一貫性が必要なのです。

夢や志に支えられた目標は、強いモチベーションを生みます。

二宮尊徳の言葉に「遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す」という言葉があります。
また、論語のなかで、孔子は、「人にして遠き慮(おもんばかり)無(な)ければ、必ず近き憂(うれい)有り」と説いています。
目先の利害損得に目を奪われるのではなく、10年後、20年後、30年後、自分の次の世代をも視野に入れた長期戦略的な見通しを持って生きることが成功を収める秘訣であると教えております。
重ねて強調させて頂きますが、ご家族で、「将来の夢は何か?志は何か?どんなお仕事に就きたいのか?」を楽しく話し合ってみましょう。
そして、その夢を実現するために、長期的な目標、中間目標及び当面の目標を設定し、それを一つ一つ達成しながら夢に向かって着実に歩んでゆくのです。
 目標は、無理のない達成可能なものに設定し、目標を達成するために具体的に行うべきタスク(仕事)を、他の習い事やスポーツ或いはご家庭のイベント等とすり合せながら、次々とタイムラインに落とし込んでいくことが学習計画の基本です。そして、それぞれの目標や夢を達成した時に、家族みんなでパーティを開いて乾杯している姿をイメージアップしてみてはいかがでしょう。

そして、ここからは、かなり具体的に詰めて参ります。
「今年の具体的な目標は何か?」を明らかにしなければなりません。
この目標は、係数目標が望ましく、達成可能な見込みがあることが非常に大切です。例えば、12月に英検5級合格、10月に漢検9級合格、7月に算数B教材終了テストの合格、1年間で100冊の本を読破する、青少年読書感想文全国コンクール小学校の部で入賞するといった具合です。因みに、当教室では、国・数・英の終了テストの他に、英検や漢検が絶対評価ですので、努力目標として掲げることを推奨致しております。

次に、その目標を達成するために、実際にどういった準備や学習をしなければならないのかを詰めて参ります。
①今月やるべきことは何か?
②今週やるべきことは何か?
③明日やるべきことは何か?
④今日やるべきことは何か?
⑤只今やるべきことは何か?
が、時間軸とともに全て明らかにされます。
目標設定時期を基準にして、そこから逆行的にタスクを設定します。
例えば、12月に英検5級合格を期すのであれば、12~11月は英検の申し込みをして英検対策を重点的に行う。10月末に、英語G教材終了テストに合格する。10月末~9月は、G教材200~131を完遂する。夏休み期間は、F教材の終了テストに合格してG教材1~130まで完遂する。
といった具合です。
こうした内容を、紙やホワイトボードに書いて家族みんなが目に付く壁などに貼っておきましょう。そして、その実績を、家族団らんの席で話し合い、成果や反省点や変更箇所を赤鉛筆や青鉛筆で色分けして書き込んでおきましょう。最終的に完成された姿とは、上記内容が、戦略的な長期教育計画、年間学習計画、月間学習予定表、週間学習予定表、明日と当日の学習スケジュールとして一覧表に展開できることです。しかし、この作成には、推察力、分析力、調整力、文章力、判断力、企画力及び創造力等が要求されますので、最初から完璧にできるはずはありません。当面は、計画の完成度にはあまり拘泥せず、お子様が自分自身で計画的に学習する癖をつけさせることを最優先してサポートして頂ければ有難いです。日記10「子育てプラン」をご参照下さい。
因みに、上記計画表、予定表及びスケジュールは、パソコンやスマートフォンを使えば簡単に作成できます。プロジェクトの機能別毎の年・月間計画表や工程管理表作成のソフトが、有償、無償でダウンロードできますし、無料提供されているグーグルやヤフー等のカレンダーとクラウドコンピューター上のドライブやドロップボックス等を組み合わせることで関係者間で共有・共同編集できますし、ネット環境があれば、いつでもどこからでもアクセスできます。
また、こうしたITツールとアナログ系のシステム手帳やホワイトボードを組み合わせることで計画の実効性と利便性を高めることがきます。

正に、お子様の教育は、保護者様ご自身の人生の骨幹を占める大型プロジェクトです。
現代社会においては、質の高い教育を受けさせるには、どうしてもそれ相応の資金的な裏付けが必要となります。お子様にどのような教育を施すべきかは、その子の特性を見極めて慎重に決心し、一度決めたならば、簡単に止めたり、軽々しく変更することなく、とにかく最後まで続けることが大切です。保護者様のその時々のフィーリングで、方針をころころ変えていては大成は覚束きません。

そのためには、
ご家庭の理念や家訓に基づく教育方針を明らかにして、これをベースとしたご家庭の人生設計や資金計画を立案し、これと家庭の*教育計画を吻合させることではじめて、整合性のとれた実効性ある*学習計画を作成することができるのです。

*教育計画
「人を創る」という全人教育(知徳体食)を強く意識しつつ、職業選択、進学先(高校・大学・専門学校・海外留学)及び専攻学科を視野に入れた長期戦略的で包括的な計画のこと。
*学習計画
学校で習う教科を、公文教室や塾等を活用して、具体的にどのように勉強して習得するかということを、タイムラインと密接に吻合させた計画のこと。比較的短期間内での当面する実務的な計画

②自ら調べて理解する

「自ら調べて理解する」というステップも、お子様が最初からできるはずはありません。必要な、辞書、教科書及び参考書等の教材を揃えて、辞書の引き方を教えて一緒になって調べて頂くというサポートが必要です。
ここで、特に強調させて頂きたいのが、問題の解き方を直接教えないということです。これを行うと親を頼り、自学自習力はいつまでたっても陶冶されません。自分で、辞書を引き、参考書を開いて、書かれてある文章を読んで、解き方を、意味を理解する作業をお子様自身にさせるということが極めて重要です。(*注釈1)
  さて、ここで問題になるのが、日本語で書かれた文章を読んで理解する力、即ち、読解力が必要不可欠であるという点を深刻に御認識頂きたいのです。
特に、胎教~幼少の頃からの継続した丁寧な読み聞かせや素読により、本好きにさせて語彙力を増やし言語感覚を扶植させておいた方が圧倒的に有利であるという点です。
読解力や文章力とは、国語力に他なりません。従いまして、自学自習力の鍵となる国語力を養うために、本を読むこと、そして、できれば公文の国語教材は、少なくとも自学自習力がつくまでは(I教材)は算数とセットとして履修して頂ければ有難いと存じます。(*注釈2)

自らまとめる~④整理保管~⑤定着作業
ステップ③~⑤も同様に親がお手本を示しながらいっしょにやって頂きたいのです。完璧を求めず、お子様の上手くできないことを叱責せずに、気長に辛抱強く待って頂きたいのです。ここで大切なことは、まとめることも、整理保管することも、試行錯誤しながらもお子様自身が自ら取り組む点を褒めて励まして下さい。

 このように自学自習力の学習習慣化に保護者様が、本腰を入れて丁寧にサポートする過程で、親子の信頼関係が築かれて参りますが、実は、これがお子様の生きる力の源泉となっているのです。(日記11「右脳を開発する」をご覧ください。)

(5)活模範
「子は親の鏡」です。親の強い思いや願いが、良くも悪くもお子様に結果として現実化します。
保護者様が自分ができないから子供もできないと思えば、できない子供に育ちます。
保護者様が、自分は出来なくても頑張って努力すればできるようになると思えば、お子様も同様に努力して頑張り、できる子に育ちます。
自学自習力と学習習慣は全編を通じて学ぶ楽しさ読書習慣は密接不離な関係にありますので、保護者様が、後者のプラス発想を堅持して活模範により率先垂範して頂きたいのです。
自ら「学ぶ楽しさ」と「本を読む姿」を口先だけでなく実際に「できる」と念じて、行動でお手本として示し、親の勤勉で真摯で活き活きとしたお姿をお子様に見せて頂きたいのです。
お子様には、善の感性が備わっていますので、そうした親を尊敬し、私も「おとうさんやお母さんのようになりたい」との憧れの感情が湧き、モチベーションが上がります。
そして、そのお子様の期待に副う父親や母親になりたいという思いが、親自身の人間的な成長に繋がって参ります。
正に、親は、子育てを通じて本物の親になるのです。
親は、育てることで育てられているのです。

3 自学自習と学習習慣確立への道程:守破離
(1) 守破離
物事を習得する段階を三つにわけた「守破離」という言葉があります。
600年前に能の世阿弥が「風姿花伝」のなかで展開した芸能論の一部でしたが、その後、この考え方が進化普及し、茶道、芸術や武道等修得に際し、日本の伝統的な師弟関係による修行の根本思想となりました。
「守」とは、師や各流派独自の教えや形、技などを忠実に守り、それからはずれることのないよう精進して、その教えを堅く守って身につける「基本習得」の段階をいいます。その実態とは、、師匠の技を盗み、徹底的に反復練習して完全に「真似る」ことなのです。
「破」とは、今まで学んで身につけた教えや形、技が確実に身につき、修行がさらに進んでいけば、自然と他流の師の教えも心がけ、他流のよい技を取り入れていく。そして自己の守ってきた形の技を破って、心と技を発展させていく個性創造の段階を言います。
「離」とは、破の状態よりさらに修行していくうちに「守」にとらわれず、また「破」も意識せず、おのずから一つの形、流派を離れて新機軸を開いて、新しい独自の道を確立させる段階をいいます。

先輩(師匠)から第一段階の「守」をいかに身につけるかで、「破離」へと続く、その後の自己成長の土台の大きさが決まっていきます。
お子様の学習意欲を育み、自学自習と学習習慣を確立する過程とは、正に「守」の段階に他なりません。

 (2) 「守」の精神的成長の道のり:成功体験による自己肯定感の体得

「守」の段階におけるお子様の精神的な成長、心の健全なる発達、つまり自己を確立して力強く独立独歩できる力はどのようにすれば育まれるのでしょうか。
先ず、学習プロセスのスパイラル化は、第一義的には保護者様全員(お母様だけでなく、父親や祖父母等を含めます。)がお子様の教育に大愛と溢れる情熱を持って真剣に向き合ってサポートして頂くことが大前提です。
そうした大前提の下で、努力をすれば目標を達成できることを実際に体験して、親や祖父母の喜ぶ姿を肌で感じ「自分は愛されているんだ」と実感しながら、達成感、充実感や感動を味わい、やがてこれらが「やれば、できるんだ!」、「私だって、頑張ればできるようになるんだ!」という小さな自信が芽生えます。壁にぶっかっても、それを乗り越えて目標を達成することを成功体験をといいます。この成功体験で芽生える小さな自信を積み重ねと行くと、やがて自己肯定感が形成されます。
小さなことをけして疎かにせず、一つ一つ丁寧に「できる」ようにしていくこと、この成功体験を積み重ねて、小さな自信が生まれ、これが自己肯定感を育み、やがて、これが大きな自信となります。そうすると、艱難辛苦を楽しむ境地に至り、どんどん大きな目標にチャレンジしていく人間に成長していくのです。
従いまして、「努力は裏切らない」という成功体験を丁寧に積み重ねることができるように周到に計画することが保護者様の大きな指導ポイントです。
②~⑤の各プロセスは、実践編ですが、実践を通じて成功体験を得ることは、当初は、お子様一人では、けしてできません。親と公文教室が二人三脚となって、補助輪として伴走し手助けしてあげなければなりません。
公文式学習は、易しいところから始まりますが、やがて壁にぶつかります。そのように、構成されているのです。壁を乗り越えて成功体験を味わえるように個別の教授計画を作成して見通しや壁となる個所を事前に保護者様に説明致しております。
壁を乗り越えさせるには、公文教室だけでは不可能でして、保護者様の積極的な関与が必要不可欠です。

 (3)自己肯定感を育むには:精神性>結果
自己肯定感とは、長所だけでなく自分の欠点や宿命を含めて、あるがままの自分自身を受け入れ、自分で自分を好きになれることです。「私は、よくやったね!えらいね!」って自分で自分を褒めてあげれることです。自分で自分自身を愛せることです。
人生に於いて、失敗や挫折を味わうことは、人間的な成長を図る上で、大変意義深いことです。
但し、子育ての初期段階、特に、他者依存から抜け出し自主自立の気風を育てる段階では、出来るだけ多くの成功体験を積み重ねて自信を扶植させることが大切です。
 無理に高い目標を設定して、成功よりも失敗や挫折を多く体験することはあまり望ましいやり方ではありません。目標がなんであろうと、目標そのものに価値を置くのではなく、「目標を奪取したんだ!」という達成感、充実感及び感動そのものを実際に体感させる点を重視して頂きたいのです。 
結果に拘ることも大切ですが、自主自立を育む段階では、結果によってもたらされる精神性(自己肯定感と自信)と結果に至る過程の方をより重視して頂きたいのです。

ですから、お子様が目標を達成した時は、大げさなぐらいに、出来るだけ多くの人達が、「よく頑張ったね!すごいね!」といっぱい褒めてあげましょう。そして、目標達成時は、ご褒美を用意して、みんなが喜ぶような、なんらかのご家庭の儀式やイベントを執り行うとより効果的です。
マザーテレサの言葉に「人間の最大の不幸は誰からも必要とされないこと。愛の反対は憎しみではなく無視である。」と。

人間の承認欲求(心理学者アブラハム・マズローが提唱した自己実現理論。人間に内在する他者から認めてほしいという本能欲求で、自分は仲間の一員として価値ある大切な存在なのだ、仲間の一員として必要不可欠な存在なのだということを確認したい潜在欲求のこと。)を満たすことで、更なるやる気を引き出します。
人生を生きるとは、生涯をかけて人間的成長を遂げることに他なりません。極端な表現にはなりますが、目標をツールとして、目標を餌として努力させることで、「やればできる!」という自信に満ちた逞しい精神を陶冶することができるのです。
しかし、人生に失敗や挫折はつきものです。もし、目標を達成できずに挫折を味わった場合は、暗い気持ちやマイナスの考え方をするのではなく、挫折を人間的成長につなげるチャンスと捉えるプラス発想を持つことが大切です。
お子様には、「逆境は、ラッキー!よーし、これを踏み台にジャンプだ!」と考えさせましょう!
保護者様は、「この挫折は、この子を精神的に強くさせるチャンスだ!自立を促すチャンスだ!生きる力を育む絶好のチャンスだ!」と明るく前向きに考えましょう。
但し、何故、目標を達成できなかったのかは、お子様自身によく考えさせて失敗から学ばせる配慮が必要不可欠です。目標に至るまでの過程を分析させて、問題点や原因となるものを自ら気付かせるようにします。そして、今後どうすれば目標を達成できるようになるのか、その対策や教訓を自ら考え出せるように導いて下さい。けして、親が、自分の考えを一方的に押し付けてしまわないように注意して下さい。ヒントとなるような偉人の伝記や物語等の本を与えて読ませ、じっくり考えさせて下さい。親子のポジィティブな議論をしながらも、お子様が自分で答えを出すまで忍耐強く待って頂きたいのです。
回りくどいので、つい「何やってんの?こうでしょ、こうしなさい。」と怒りにまかせて、いつも怒鳴ってばかりいると、親の顔色を伺うおどおどした子に育ってしまいます。「自分は、怒られてばかりでダメな人間なんだ」と自己を否定的に捉えてしまうようになります。自己肯定感が育たないのです。お子様の価値観が、「親が気に入るか、気に入らないか」になってしまいかねません。
お子様が、試行錯誤を繰り返し、なかなか上手くできずにイライラしそうになるかもしれませんが、不器用であっても、「真面目に取り組む」点を評価し褒めてあげましょう。
お子様の自主自立、独立独歩の力を育むためには、愛情を込めて忍耐強く見守ってあげることが大切です。


4 信頼関係の構築
私は、長年の経験と試行錯誤を重ねていく内に、このようにすればお子様が自学自習力と学習習慣を陶冶しながら学力を一歩一歩着実に身に着けることがきるとの「完成された姿」と「そこに到達するまでの過程」を具体的なビジョン(映像)としてイメージ化することができます。
そして、心理学のコーチング手法により、ビジュアライズ化したイメージにお子様を誘致導入することができます。
これまでも、保護者様が、私の指導方針を信頼して頂きこのイメージを共有して御協力頂ければ、不思議なことに、実際にそのイメージがことごとく現実化して参りました。
しかしながら、上手くいかないケースもあります。
このケースでは、保護者様は、一般的にすぐに結果を求めたがります。テストの点数や通知表等になかなか思うような結果がでないために、イライラしたり落胆したり、或いは、疑い始めたりされます。
そうした疑念や、焦燥感、不安、怒りといった感情を保護者様が持たれるとお子様が同様な感情を持たれ、モチベーションが下がり、なかなか私が意図する指導に乗ってこれないため、イメージの現実化が妨げられてしまいます。

教育とは、一朝一夕に成るものではありません。お子様の10年先、20年先、30年先のあるべき姿を思い描きながら長期的視野にたって行うべきものです。
このため、本ホームページ、教室便り、セミナー、保護者面談だけでなく、電話、メール、メモ紙、お手紙、お迎えの際の立ち話等あらゆる機会を捉えて、保護者様とのコミュニケーションを図り信頼関係を築くよう心がけております。私には、「必ずこうなる」との確信めいたものがあるため誤解や軋轢を恐れずに努めて率直に申し上げるようにしております。、時には、「しつこいなぁ~」とか「「ストレートすぎるかな」と思われ、真意が伝わらずに誤解を受けることも御座いますが、どうも、性格上、オブラートに包んだ表現が苦手です。どうか私の愚直な情熱さに免じてお許し頂ければ幸甚に存じます。

5 決意
(1) 保護者様
幼児英才教育は、「つ」がとれるまでが勝負です。
生理的に脳が復習を厭わない9歳までが勝負です。
しかしながら、仮に、9歳までに自学自習力と学習習慣が陶冶できなかったとしても、親があきらめない限り、いつか必ず、身に着けることができます。
早期教育で出遅れたとしても、無償愛に基づく真剣さと情熱さえあれば、いつか必ず、自学自習力と学習習慣を陶冶することができます。
どの御家庭も、育児の他にも、お仕事や介護等色々な問題や悩みが存在するものです。 そうした中で、どのお父様もお母様も懸命に頑張っておられますし、その真摯なお姿に本当に頭が下がる思いが致します。しかし、どのようなご事情があろうとも、お子様の教育だけは手を抜いてはならないものです。子育ては、人がこの世に生を受けて果たすべき仕事の中で、最も困難な一世一代の大型プロジェクトです。
親が本物の親たるかを試される場であり、正に、真剣勝負の場でありますので背水の陣を敷く覚悟が要求されます。
「孟母三遷(もうぼさんせん)の教え」は、孟子の母親の深い愛に支えられた真剣さと情熱こそが、教育の核心であると教えております。
(2) 当教室の指導者及びスタッフ
西郷隆盛曰く、「子孫に美田を残さず、残すべきは教育なり」と。
健全にして有能なる人材の育成には、保護者様、学校、保育園・幼稚園及び公文教室が密接に協力連携することが欠かせません。そして、大切なお子様を公文にお預け頂けることに深く感謝申し上げる次第です。
その皆様の御厚意と信頼に応えるためにも、また、皆様の御恩に報いるためにも、私達指導者やスタッフは、一切の邪念を払拭して、誠心誠意、職務に邁進する所存です。
お子様達が活き活きと着実に学力を身につけ、自学自習力、学習習慣及び読書習慣を陶冶し、逞しく生きていける力を育むように、精一杯の愛情をかけて一所懸命に指導させて頂く覚悟です。
そして、いつかお子様たちが当教室から巣立って行かれますが、どうぞ、巣立った後も、この教室を、第二のお家として、第二の学校として、ご家族ともども、末永くお付き合いさせて頂ければ、これに優る喜びは御座いません。どうか、宜しくお願い致します。


*注釈
① これを全て行っても、やはり自力で理解できない場合には、初めて解き方を教えて頂くのは構いません。これは、前提として、考えるだけの基礎学力があり、「学ぶことが好き」という感性が備わっているという条件があります。この前提条件に合致しない場合は、机上を離れずに集中して学習できない状態ですので、保護者様によるワンツーマンの指導が必要不可欠となります。
また、その教材のレベルが高すぎる恐れがありますので注意が必要です。
これを放置すると学ぶことを嫌がるという最悪な結果を招きます。
この教材のレベルを判断する際は、公文指導者が最も神経を使うところです。学力診断テストや終了テスト等の客観的なデーターはあっても、各ご家庭の教育方針や家庭環境の他、性格や持病や悩み等様々な要因がありますので、これらを踏まえて総合判断しなければなりません。この際、保護者様との密接な情報交換が必要ですし、指導者としての長年の経験と感がものをいいます。

②算数・数学の文章・図形問題は、先ず、日本語の文章を読んで理解して、何を問うているのかを明らかにしなければなりません。その次に、問われている文脈を分析して、論理的に整理し直してある式(計算式)を作り上げなければなりません。ここまでの思考過程は、計算力ではありません。読解力、分析力及び創造力です。
図形問題は、積み木・ブロック(色々な形)遊び、粘土遊び、パズル、プラモデル作成(平面図を読み解いて立体化する能力)、理科及び図工によって幾何学的な空間認識力を幼少の頃から培っておく必要がありますが、文章問題は、とりわけ「国語力」が中核的な役割をになっております。
計算式が完成した後、正解を出すまでの思考過程は、計算力です。計算力の養成とは、定着作業(サービスメニュー参照)で体得させるものですから、大変な時間と労力がかかります。そういう経緯から、公文式の算数・数学は、余計なものを省いて、計算力の体得に特化させています。
高い計算力と高い国語力を有する公文生は、一般的に自学自習力が備わっているため、理科や社会も得意で、また、算数・数学の文章問題や図形問題についても高い解法能力を有しております。
従いまして、総合的な算数・数学力は、国語力と表裏一体の関係にありますので、国語と算数は偏ることなくバランスよく進展させてゆかねければなりません。
 
* 写真
公文の一般クラスに1年半通っている年中さんです。国語が5A、英語A、算数は数唱、数字盤等での数遊びです。姿勢を正して、淡々と1時間以上の学習ができ、学習習慣が身に付きつつあります。聡明な眼差しは、これからの大きな伸展性を暗示しているようです。

自学自習力と学習習慣の鍵、親の無償愛

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