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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

21 何故、徳育を柱に据えると人生の成功者になれるのでしょうか(その2)

2012.05.07

1 The Secret
ロンダ・バーン著の『ザ・シークレット』(秘密)は、2006年に刊行され、日本語訳は2007年に角川書店 から刊行され、現在世界で2000万部という驚異的なベストセラーとなっています。
この本は、「引き寄せの法則」を主題としています。
目に見えないスピリチュアルな分野なので科学的な根拠がないと切り捨てたくなる方もおられると思いますが、古今東西の数千の事例を分析して、統計学的な手法により共通する普遍的な法則を導き出しているという点と、全世界で2000万部が読まれているという事実は無視できないものがあるようです。
本書の冒頭に、プラトン、シェイクスピア、ニュートン、ベートーベン、エマーソン、エディソン、アインシュタインといった歴史に名を残すほどの成功を収めた偉人達は、「引き寄せの法則」という秘密を知っていたと断言しています。そして、本書でいう「秘密」は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、バビロニア人やエジプト人の文明や錬金術でも伝えられていると主張しています。
私が、興味を抱いたのは、過去から現在までの成功者の中で、調査やインタビューの対象になった人達にはユダヤ人が圧倒的に多いという点です。
上記プラトン、ニュートン、エディソン、アインシュタインはユダヤ人です。この本は、ユダヤ人という切り口での論調が展開されている訳ではありませんので、偉大な成功者には、それだけユダヤ人が多いという証左なのかもしれません。
「引き寄せの法則」とは、平たく言うと「類は友を呼ぶ」の格言通り、似た者同士は自然と寄り集まるという意味で、この本では、思考や事象には特定の周波数が存在しており、思考やイメージが宇宙に放たれることによって、その周波数に対応する事象が引き寄せられると主張しています。  「類は友を呼ぶ」といった諺は日本だけでなく、欧米にもBirds of a feather flock together.(同じ羽毛の鳥は群がる)と同様なものがありますし、紀元前に書かれた旧約聖書にも同様な記述があります。 何も目新しいものではありませんし、昔より経験的に知られていたものですし、読者の方々にもこうした体験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
しかし、この本で特筆すべきは、誰でも、この法則を理解して実践すれば成功を引き寄せることができると主張している点です。
  宇宙のすべて(『見えない世界』と『物質世界』のすべて)に作用する法則で、この絶対的な「法則」を理解しないでいるのは、ルールがわからないゲームに参加しているようなもので、どうして今のような目にあうのかわからないために、たいていはゲームから下りたくなるだろうと言っています。
ユダヤ人の多くが成功するのは、こうしたルールを宗教教育(徳育)から学んでいることになります。

2 引き寄せの法則(Law of Attraction)
引き寄せの法則とは、The Secretの中で、要約すると以下の通りです。
引き寄せの法則とは、「それ自身に似たものを引き寄せる」ということ。
あなたの「思考」や「感情」にはつねに「引き寄せの法則」が働いて磁石のように似たものが引き寄せられ、実際の「経験」となっている。
朝、気分よく目覚めるとその日は一日楽しく、嫌な気分でいるとその日はいろいろな面でろくなことがない。
何か楽しいことを考えると法則によって同じように楽しい思考が沸き起こり、不快なことを考えると次々と不快な考えがふくらんでしまう。
重要であるのは、あなたが望むか望まないかにかかわらず、考えていることが実現するという点である。
関心を向け続ければ、望むと望まざるとにかかわらず、良いか悪いかにかかわらず、それは経験として現れる。
「こんな経験はしたくない」と思ったとしても、経験したくないという強い感情そのものが、したくない経験を確実に引き寄せている。ネガティブでいやな感じがしているとき、あなたは磁石のように「引き寄せの作用点」となって、望まないことを引き寄せている。 
しかし、あなたが「いい気分」を感じているにもかかわらず、望まない事が引き寄せられてくることは決してない。明るく前向きな感情は、確実に自分にとって望ましいことを引き寄せる。
「感情」の強さは「引き寄せの法則」によって集積した「思考」の量に比例する。
強い「感情」を引き起こさない「思考」には、最初は大きな磁力はないが、長期間焦点をさだめていれば、「思考」の量が増え、引き寄せの磁力が強くなる。
しかし「感情」を敏感にとらえ、望まない対象からすぐに関心をそらせばまたすぐに心地よくなり、望まないものが引き寄せられるのを防げる。
人生に前向きの変化を起こすには、現状とほかの人たちのあなたに対する見方を無視して、望ましい完璧な状態に関心を振り向ける必要がある。
法則の作用点を変更すれば、人生経験はがらりと変わってくる。
作用点はいつでも例外なくあなたであり、他の誰にも変わりはできない。

3 相対的な価値観から絶対的な価値観へ
The Secretでも、先ず最初に強調されているのがこれです。
人生に前向きの変化を起こすには、現状とほかの人たちのあなたに対する見方を無視して、望ましい完璧な状態に関心を振り向ける必要がある
この「望ましい完璧な状態に関心を振り向ける」とは、西郷隆盛の南洲翁遺訓のなかで、次のように述べています。
「人を相手にせず天を相手にせよ。」
人を相手にしないで、天を相手にしなければならない。
人間は、往々にして、他人と自分を比較したがる。他人の評価を気にしたがる。他人の目を気にして見栄を張り、世間体や体面を保つことに異常に気を配る。
ものごとの価値の判断基準や自分の言動の動機付けとなる価値観が、他人との優劣や他人の評価になってしまうと浮草のようにふわふわと振り回され、カメレオンのように交わる他人の色に簡単に染まってしまう。背骨となる主体性や独自性がないため自分の足で立つことができず他人に寄り掛かからざるをえない。これでは、心の底から湧きあがる強い願望を持つことができなくなる。だから、何をやっても中途半端で長続きしない。ものにならない。
また、他人の見ている前では悪いことをしないが、他人が見ていないとか他人が知らないとかなるとどんな事でもしたがるものである。
他人に分からないように悪事を働き、どんなに隠しても天知る地知るで、ついには人も知るにいたる。
一方、いつでも天を相手にしておれば悪い事などはできない。
どこにいようがどこに隠れようがいつでも天の目が光っている。
天はその人の言動だけでなく、下心とか、何を考えているかも全てお見通しである。
隠れようにも隠れようがない。騙そうにも騙しようがない。
従って、小細工や謀(はかりごと)や悪行は放棄して、正直に真面目に生きるしかない。そうすれば、芯がぶれないため、嘘や偽りは必要なく、他人の批判中傷も気にならない。陰日向のない、実にシンプルで楽な生き方ができる。
意識や感情がぶれずに集中できるため、おのずと「強い願望」をもつことができる。だから、長続きしてものになる。
いわゆる、俯仰天地に恥じないことが、一番大切である。
それにはいつも天を相手にして自分の誠をつくさなければならない。  

但し、ここで注意して頂きたいのは、「引き寄せの法則」によると、「強い願望」は、良くも悪くもその対象を引き寄せます。
利己的な欲求が「強い願望」の場合、独善的で排他的な不協和音の波動を発するため、争いや戦争を引き寄せてしまいます。
絶対的な価値観とは、「大愛」(日記8)です。
従っ「強い願望」とはあくまで大愛に根差していなければ良い結果を引き寄せません。
こうした価値観は、一朝一夕に身につくものではありません。これは、人間は生まれながらにして持つ本能的な善の感性を土台として、これを助長するように、知行合一(理論と実践)により生涯をかけて積み上げられていくべきものです。
こうした宇宙を律する絶対的な価値観は、本来、幼少時から家庭、幼稚園・保育園、学校や地域社会で、基本的な社会規範として躾けてゆかなければなりません。しかし、家庭や地域社会の教育力は急速に劣化しており、まして、現在の日本の義務教育ではこうした内容を正規課目として取り上げていません。
あくまで、現場の教師の人格的な力量に頼らざるを得ないのが実情のようです。
しかし、しっかりした徳育を受けないで育った大人が、事故や大病や挫折により、苦悩して暗澹たる気持ちになった場合、なかなか本質的な原因や対応方針を見出せるものではありません。現代日本における凶悪犯罪や自殺の増加及び政治経済の混迷や閉塞的な状況は、日本民族の精神的規範となりえるものが、あいまいなままになっていることに原因の一端があるのではないかしら思料致しております。
しかし、東日本大震災を機に、様々な場所で、助け合って絆を大切にする気風、他人を思いやる情愛の気風等の良い兆しが出てきているようですが、こうした日本民族の美徳を助長させていきたいものです。

いずれにせよ、これが天地を支配する理(ことわり)であるとすれば、これを知らないことは、歩や飛車や王将の駒の動かし方(ルール)を知らずに将棋を指しているようなもので、ちぐはぐなことばかりやってけして一勝もできません。
実に要領の悪い、もったいない生き方をしていることになりかねないのです。
ユダヤ民族は、聖書やタルムードによる宗教教育(徳育)の中で、こうした宇宙を支配する理を、胎児や幼児の頃から触れさせ、理屈抜きの絶対感覚として身(右脳)に染み込ませているのです。

4 成功したら幸せになるのではなく、幸せになれば成功する

前回紹介させて頂いた、「成功したら幸せになるのではなく、幸せになれば成功する」は、正にこうした「引き寄せの法則」が生かされているのだと思います。
  成功が幸せを引き寄せているのではありません。 成功の周りに幸せが集まるのではありません。 幸せこそが不動の中心であり、成功は、その幸せの引力によって引き寄せられて、幸せの周りを回っているのです。
脳梗塞で生死の淵を彷徨った画家の川村武明さんや知人の癌患者の奇跡的な回復の話は、この法則(The Secret:健康の秘密)を適用するとすんなりと説明がつきます。
これは、脳科学、遺伝子工学及び心理学の分野からも指摘されていますが、これらは、おいおい紹介させて頂きますが、今しばらくは、The Secretの引き寄せの法則を、私が体験したり見聞きした身近な事例を紹介させて頂きながら、もう少し掘り下げてみたいと思います。
恐らく、こうして掘り下げていくと、徳育がこれほどまでに大事なのかと改めて思い知らされるのではないかと思料致しております。

* ①The Secretの本は、当教室会員の方であれば貸出できます。
教室の本棚には置いてありません。直接指導者にお申しつけ下さい。 
②本内容は宗教等の布教活動とは無関係です。 

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