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ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

18 ユダヤ人の教育1

2012.02.16

1 想定に囚われる
あるAという人物が、ユダヤ人を研究しようと思って、まず旧約聖書を勉強し、それから様々な本を読み漁った。しかし、彼は非ユダヤ人であるため、結局はユダヤ人という人間がよくわからない。そうしているうちに、彼は、ユダヤ人の軌範となっているタルムードを勉強しない限りユダヤ人を心底理解することはできないことを悟った。そこで、ある日、ラビ(ユダヤ教の僧侶であるとともに、教師、裁判官及び親のような存在)の門を叩いた。
A :タルムードを学びたいので、動機は、これこれで...
ラビ:あなたは、タルムードを開く資格がない。
A :自分にその資格があるかないか、どうして判断できるのですか?私は、これまで長い間、ユダヤ人の調査や研究をしてきました。だからタルムードを読む資格はあるはずです。
ラビ:それ程言うのなら、一つ簡単なテストをしよう。
二人の男の子が、夏休みに家の煙突の掃除をした。一人は顔が真っ黒になって煙突から降りてきた。もう一人は、顔に全く煤煙(ばいえん)をつけずにきれいな顔のままで降りてきた。あなたは、どちらの男の子が顔を洗うと考えるか?
A :もちろん、顔の汚い子が、先に顔を洗うはずです。
ラビ:だから、あなたはタルムードの本を開く資格がない。
A :では、答えは何ですか?
ラビ:二人の男の子が、煙突の掃除をした。一人は顔が真っ黒になって、もう一人はきれいな顔のままで降りてきた。顔の汚い男の子は、きれいな顔の男の子を見て、自分の顔もきれ...
A :あぁ、分かりました。 顔の汚い男の子は、きれいな顔の男の子を見て、俺の顔はきれいだと思う。だが、きれいな顔をした子は、相手の汚い顔を見て自分も汚いと思う。ですから、きれいな顔をした子が、先に洗います。
ラビ:だから、あなたはタルムードの本を開く資格がない。
A :それでは、タルムードでは、一体、何と教えているのですか?
ラビ:二人の男の子が、煙突掃除をしているのならば、一人は顔が真っ黒になって、もう一人はきれいな顔のままで降りてくることはありえない。  

さて、日本人である皆さんは、これを読んでどのように感じられましたか?
多くの方が、ナンセンスと感じたのではないでしょうか? 何故なら、テスト問題の想定(前提)を無視した回答となっているからです。 日本のテストでこのような回答をしようものなら点数は貰えません。 しかし、ここが、日本の教育の盲点なのかもしれません。
「型にはめられ型枠から出ることを嫌がる、出る杭が打たれる、おかしな平等主義のもと横並びを気にする」といった風土を生んでおり、独創的な発想を生みにくくしているとともに、時には、人を危機的な状態に陥れることになるのではないでしょうか?

 2 福島原発事故を予測し警鐘を鳴らた人物へのパッシング  

五月(中略)廿六日癸未。陸奧國地大震動。流光如晝隱映。頃之。人民呼。伏不能起。或屋仆壓死。或地裂埋殪。馬牛駭奔。或相昇踏。城倉庫。門櫓墻壁。落顛覆。不知其數。海口哮吼。聲似雷霆。驚涛涌潮。泝漲長。忽至城下。去海數十百里。々不弁其涯。原野道路。惣爲滄溟。乘船不遑。登山難及。溺死者千許。資産苗稼。殆無孑遺焉  

これは、平安時代に日本で編纂された歴史書「日本三大実録」で、869年(平安時代前期)に陸奥地方(三陸沖)で起きた巨大地震である貞観地震の大津波を記載した原文です。
これを現代文に直すと次のようになります。

5月26日 陸奥国の地が大振動。夜にもかかわらず流光によって昼間のように空が明滅した。その時人民は泣き叫び、倒れて起きあがることができない。家屋が倒れて圧死し、地が裂けて埋死した。牛馬は狂奔して我先に相手を踏み越えて逃げまどっていた。(多賀城の)城郭・倉庫・門・やぐら・垣・壁などみな崩れ落ち、ひっくり返り、その数は数え知れない。
海口はほえたて、まるで雷電の声のようだった。恐るべき大波と膨らんだ海が走り回り膨らんだまま地面をさかのぼり、あっというまに城下にまで来た。
海からの距離は数十里~百里。洪水のはてがどこか見当も付かない。原野も道路もたちまちにしてすべて青海原になってしまった。
船に乗って逃げる余裕もなく、山に登って逃げることもできず、溺死した者は千数百人。家屋や資産、作物など何一つ残るものなし。
※当時の1里は約500m、当時の日本の総人口600万人程度。詳細不詳。  

これを東日本大震災の3年前に指摘したのは、産業技術総合研究所の岡村行信さんで、活断層研究センター長(地質学)。
岡村さんは、史料に津波被害の記録が残る貞観地震について研究。福島第1、第2原発の敷地付近を含め、内陸部に津波で運ばれた砂が堆積していることや、450~800年周期で津波が起きたことなどを明らかにしてきました。

彼は、2009年、原発の耐震安全性を検討する経済産業省の審議会の席上、東北地方に大津波をもたらした869年の「貞観地震」(マグニチュード8.4と推定)に触れ、同規模以上の津波再来の可能性について指摘していたのです。東電側は「歴史上の地震で、耐震設計上考慮する地震にならない」と述べ、指摘は反映されませんでした。 
  翌7月の審議会でも、岡村さんは04年のスマトラ沖地震などに触れ、今回の地震のように複数の震源域が同時に動く連動型地震の危険性を指摘したが、東電側は「原発設計上の想定は、科学的調査データーに基づくもので、この想定を抜本的に見直す必要性はないと思われる。しかし、指摘を受けたので、引き続き検討を進める」と述べるにとどまり、事実上無視して具体的な対策は何ら講じられなかったのです。
その後、岡村さんには、嫌がらせの匿名電話が来るようになり、中には、命を狙われる脅迫めいた電話もあったそうです。また、大物政治家や財界人から忠告や避難等の圧力かけられ、ついには口をつぐむより他にしようがなかったそうです。
それから2年後の2011年3月11日、東日本大震災が起きたのです。
想定を、思考の前提として枠組みをはめ、考える範囲を自ら狭めてしまい、そこに縛られて抜け出せなくなる日本人の思考パターン、そして、自分の在任間は面倒を起こしたくないと云う「事なかれ主義的発想」が、歴史的惨状を生みました。被爆による健康被害は今後ますます深刻なものとして現実化することは避けられません。  

3 当たり前を当たり前と思わぬ発想
英国生まれのユダヤ人であるアイザック・ニュートンは、万有引力の法則を導き出す切っ掛けになった出来事を友人のウイリアム・ストゥークリに次のように述懐しております。

when formerly, the notion of gravitation came into his mind. It was occasioned by the fall of an apple, as he sat in contemplative mood. Why should that apple always descend perpendicularly to the ground, thought he to himself. Why should it not go sideways or upwards, but constantly to the earth's centre. (Memoirs of Sir Isaac Newton's Life)
訳:昔、引力の概念がひらめいた時のことだが、座って瞑想していた際にたまたま木からリンゴが落ちたんだ。何故、リンゴは、いつも地面に垂直に落ちるのだろうか?と自問自答した。何故、横方向や上方向ではなく、常に地球の中心に向かうのだろうかと。 アイザックニュートンの人生のメモリーから

この文章は、彼が如何に日常に起きることに関心を持ち、当たり前となっている現実に疑問を持ち、思考の枠とか、前提といったものが存在しなかったことを物語っています。こうした前提にとらわれない、想定に囚われない自由な発想は、彼だけが持つ際立った賢さというよりも、ユダヤ人の伝統的な教育がバックグランドとしてあったために育まれて開花した賢さなのです。

4 ユダヤ民族の優秀さの秘訣とは
  ユダヤ人の優秀さは、ユダヤ教の基本となる教えを、胎教と幼児英才教育により徹底的に学ばせてエリート教育の土台を作ることで実現されています。
このため、ユダヤ人の母親は、子供が、6歳までに「旧約聖書」を、9歳までに「タルムード」(ユダヤ教の宗教的典範)を完全に暗記させてしまいます。
そして、彼らは、こうしたことは、胎教から始めて9歳までにしかできないことを経験的に知っていたのです。脳科学的にも、脳は3歳で7割、9歳で完成してしまいます。10歳から覚え始めても、途中で嫌気がさして投げ出してしまいます。6歳から始めても遅いのです。3歳から始めても遅いのです。生まれる前から、既に始まっているのです。ユダヤ人の胎児は、親やおじいちゃん、お婆ちゃんや兄妹が聖書やタルムードを何度も何度も音読するのを嬉々として聞いているのです。
先稿でも紹介させて頂きましたが、胎児や赤ちゃんは右脳しか開いていません。左脳は閉じています。これが大事なポイントなのです。論理的思考や言語を掌る左脳が閉じているため、一方的に吸収するだけで、本能欲求を除いて、我がでないのです。砂に水が染みこむように右脳に聖書やタルムードが絶対感覚として染みついてしまうのです。
私の公文教室での経験からも云えることですが、9歳までは、反復して学ぶこと、何度も何度も復習することを厭いませんが、9歳を過ぎると途端に復習することを嫌がり始めます。(*注釈)
幼ければ幼いほど反復学習を好むため、ユダヤ経典の暗記は、胎教と幼児の時期しかできないことを彼らは紀元前から経験的に知っていたのです。
ユダヤ人は、こうした胎教と幼児教育を、特別なものとか異質なものと捉えておらず、また、意識的に英才教育を行っているというよりも、先祖代々受け継がれてきた家庭教育として、当然行われるべき躾として、どこのユダヤ人家庭でも日常的に行われているものなのです。 これが彼らの文化であり伝統であり慣習であり「しきたり」なのです。
  一方、日本では、幼児英才教育、まして、胎教を行うものなら、頭でっかちの偏った人間になりかねないという偏見的な考え方が、まだまだ支配的ではないでしょうか?そして、日本では、英才教育に対する本質をはき違えている感じがしてなりません。
私の知る限り、私達が暮らしたユダヤ人コミュニティーにおけるユダヤ人学校での虐め、登校拒否や学級崩壊等は、一度も見たことも聞いたこともありませんでした。また、英国で知り合ったユダヤ人は、とても温厚誠実で、知的でスマートな方々ばかりでした。
従いまして、私の体験からも、日本の英才教育に対する偏見がおかしいと思わざるをえないのです。そして、こうした英才教育に対する否定的な見方をする日本の教育概念下では、リーダーシップ力のある本物の人材や独創的な研究開発に携わる人材が益々先細りになりかねません。
一年間に何人も総理大臣が代わり、大臣も次々に据えかえられる日本の政治の混迷振りを世界の国々はどのように見ているのでしょうか?
今の民主党政権が、いまだに政権交代の前提となったマニュフェストに拘り、また、野党もこの前提となったマニュフェスト違反に拘って追及する政局混迷さには、多くの国民は辟易しております。 前提や想定に囚われ、「日本の国にとって最も大切なものは何か」といった本質的議論がおざなりにされた感が拭えません。
英国留学体験の大きな成果の一つが、日本の教育の実態を、外側から客観的な目で捉える視点を身に着けたことで、これが今の向花小前での公文教育に生かされていると考えております。

本物の英才教育の在るべき姿とは、どのようなものなのでしょうか?
本物の英才教育とは、あくまで、知育を中心に行われるべきものなのでしょうか?

ユダヤ民族の英才教育は、日本人が一般的に抱く英才教育の概念とは全く質の異なるものです。
ユダヤ人の胎教や幼児英才教育の基本が、宗教であること。そして、これが徹底した情操教育そのものであるということ。正に、これこそがユダヤ人の優秀さの秘訣だと確信しております。そして、これは、日本の江戸中期~幕末~明治期の寺子屋教育や薩摩郷中教育、ソニー創業者井深大(いぶかまさる)氏の幼児英才教育、そして、京セラ哲学にも相通ずるところがあると考えております。

*注釈
① 但し、9歳を過ぎても、復習を厭わず、淡々と繰り返しの学習をするお子さんがおられますが、こうしたお子様は、9歳までに反復学習(同じ内容を何度も繰り返し学習して、基準時間内に正確にできる)の習慣付けがなされています。例えば、テニスでバックハンドストロークを上手くに打つためには、何万回という素振りと球出しによる基本練習をくり返さなければ身につきません。英語も然り、算数も国語も然り。公文学習は、繰り返しにより最大の学習効果を生みます。公文学習は、別名「定着作業」と言えます。ユダヤ人の教育は、脳が完成する9歳までにこうした学習習慣を身に付けさせることがいかに大切なのかを「ユダヤ民族5000年の歴史」をもって証明しているのです。
② 本内容は、ユダヤ教の布教活動とは無関係です。





 

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