KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 | 日記 | 英語学習の第5原則 experience:慣れ

ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

Top >  日記 > 英語学習の第5原則 experience:慣れ

KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

英語学習の第5原則 experience:慣れ

2017.02.04

実用英語学習方法には5つの原則があります。
これは当教室の長年に渡る調査・研究と指導実績に基づき独自に考案したものです。
第1:Genuine Voice (本物の声)
第2:FIT(ピッタリ)
第3:SHOWER(シャワー)
第4:Balance(バランス)
今回は、第5原則であるexperience(慣れ)を紹介させて頂きます。
慣れるとは、英語でexperienceと云い、「経験」とも和訳することが出来ます。
慣れるとは、辞書を紐解くと
①その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。「その土地の気候に―・れる」「船酔いに―・れる」「彼女の気まぐれにはもう―・れた」「異国の地に住み―・れる」
 経験を重ねて、そのことがうまくできるようになる。習熟する。
「患者の扱いに―・れる」「―・れた手つき」「旅―・れる」
  

1 介護に慣れると楽しめる
私達の母は、認知症で要介護3です。
今、家族として楽しく同居しています。
しかし、認知症を発症した初期は、行方不明になって、捜索のため警察や自治会等の皆様に大変なご迷惑をおかけ致しました。また、キッチンでは、ガスの火をつけたままで火事になりかけたり、トイレを汚したりと、、、怒ったり、泣いたり、落ち込んだりして自分自身の気が狂いそうでした。
あれから7年、、、今は、素晴らしい某介護施設のサポートを受けながら介護を楽しめるようになりました。母のおかしな言動も笑って見守ることができています。母は、いたって元気で、幸せそうです。親戚や回りの方々が、大変そうだね、よくやるよね、、とか、、感心だね、、とか仰って下さいますが、実は、大変じゃなく、楽しいのです。
「何故かしら?、、、」とつらつら考えてみましたが、結局は、「慣れちゃったのかなぁ~」としか言いようがありません。育てて頂いた感謝と恩返しの気持ちを込めて、日々誠実・真摯に向き合っていると、あるがままの母を受け止めることができるようになるのですね、、、
介護という苦難から逃げずに、正面から向き合って、コツコツと丁寧に実践してゆくと、ふと或る時に、苦難が喜びに変わってしまったのです。
母は、「ありがとう」を口癖のように言ってくれますが、「ありがとう」を言わなければならないのは、私達の方なのかもしれません。

2 理解からできるへの脱皮
多分、語学学習も介護と似たようなものじゃないかしらと思います。
公文教室で、子供達の英語学習の指導をしていると、これが、痛切に分かります。
英語は、リスニングと音読が生命線です。
何故なら、言語4機能「聞く、話す、読む、書く」が全て埋め込まれているからです。
リスニングと音読をするためには、先ず、文法や文脈が理解されていなければなりません。
文法や文脈等を理解して初めて、英語学習のスタートラインに立てるのです。(*注釈)
「理解」しただけでは、英語の試験で点数を取れても、実際には使えません。
実用英語レベル(できる)に底上げするには、「理解」、つまり、分かり切ったことを、リスニングと音読により繰り返し練習して定着化を図らなければなりません。
リスニングと音読がしっかりできれば、後は、キーセンテンス(重要構文)、慣用表現、単語及び熟語等のスペルを書いて覚えれば良いのです。そこは、国語の漢字の書き取りに同様です。
英語学習を開始した公文生の初期段階では、本人だけでなく保護者様もこの本質が良く分かって頂けないため、必ずと言ってよいほど壁にぶっかります。
以下は、実例です。
英語のプリントを宿題で渡します。
その宿題を次の教室日に点検すると、 空欄は全て埋めてあります。
しかし、音読チェックをすると、出来ないケースが多いのです。
公文生本人も、保護者様も、プリントの問題の穴埋めができていれば、英語の勉強をしたと勘違いされているのだと思います。 酷い場合は、英文スペルの下に、発音をカタカナで付記しており、音読させると、そのカタカナを日本語発音で棒読みしますから、全くデタラメな発音なのです。ネイティブスピーカーとは程遠い発音です。
これをやられると、本物の発音に修正するのに、本人も私達も大変な労力を強いられます。
何故なら、誤った日本語発音を脳に染み込ませているので、この個癖となった誤りを初期化すること自体に、非常に多くの時間を割かなければなりません。
そして、初期化した後、本物の発音を習得させるのですから、そこでまた、多くの時間を取られるのです。徹底したリスニングと音読による正規通りの学習に比し、時間や労力が、3倍以上掛かってしまいます。
教室では、この修正に膨大な時間を掛けてしまうため、英語学習に時間を掛けている割合に比し、教材の進捗度合が非常に遅くなります。極めて非効率的な学習方法です。
こうした公文生は、一般的に、英語学習意欲が低調ですので、折角、教室で修正しても、ご家庭で、リスニングと音読が反復練習されないため、次の教室日には、正しい発音を忘れて、音読が出来なくなっています。
そうすると、どんどん英語学習が嫌になり、何とか逃げようとします。
これを放置したままでいると、やがて、「自分には、英語の才能はないんだ」と自信を喪失してしまいかねません。

3 語学は、勉強というより慣れ
英語学習指導の重要なポイントは、こうした意識を変えることなのです。
英語学習意欲が低調な公文生は、癇癪を起こしたり、泣いたりします。
在ろうことか、生垣にEペンシルを投げ捨てた公文生もいます。生垣の剪定時に出てきましたが、風雨に晒されており使用不能でした、、、
なんともはや、、、万事がこんな具合ですので、もう根競べです。

私達:「大切な事って、みんな大変で面倒くさいものなんだよ!それから逃げて立派な人になれるの?」
公文生:「なれないよ」
私達:「だったら、嫌なことから逃げない!面倒くさいことから逃げない!」
公文生:「う~ん、、、」
私達:「逃げないで真正面から取り組みなさい!目の前のことを一つ一つ丁寧につぶしていきなさい。わかった!!」
公文生:「はい」

と、、、これって英語教育というより、生き方教育という感覚ですが、、、私達は根気よく、正しい学習方法を口が酸っぱくなるほど繰り返し言い続け実践させます。
保護者様から「厳しく指導して下さい。」との言質を頂いている場合は、逃げようとする公文生の首根っこを摑まえて、半強制的に繰り返し繰り返しリスニングと音読を実践させることもあります。
しかしながら、聡明な公文生は、英語が苦手でも、厳しくされても、英語が国際共通語として必要不可欠であることを十分に認識していますので、けして、止めようとはしません。
何れにせよ、相当期間、私達と本人とのバトル、保護者様と本人とのバトル、そして、本人自身の葛藤が続きます。(注釈2)
こうした場合は、保護者様自身の意識改革が必要になって参りますので、直接、保護者様に口頭やメモで、「家庭学習として、リスニングと音読を、毎日10回以上確実に継続して実践させて下さい。」 と願いしております。
一度に、10回は大変なので、登校する前に3回、送迎中の車のカーステレオを使って3回、入浴中に2回、就寝直前にベッドの中で2回という具合に、分割して練習してみては如何でしょうか?
もう、お分かりになって頂けたと思いますが、語学学習とは、勉強するというよりも慣れるべきものなのです。
英語を非日常的なものとして特別視するのではなく、食事をしたり、お茶やコーヒーを飲んだりするような日常的なものにして下さい。
慣れるためには、手を伸ばせばすぐに英語に触れることが出来る環境づくりが大切なのだと思います。
慣れると、英語耳になり、発音がネイティブスピーカーそのものになっていきます。そうすると、学校での外国人講師とも会話が出来ますので、級友達から驚嘆の目で見られようになります。そうすると自信がつき、ますます英語が好きになっていくのです。
「英語、きらいだぁー」と泣きわめき、癇癪を起こしていた子が、ある時から、鼻歌を歌いながら、ニコニコ笑いながら、英語を学習し始めます。
手抜きのいい加減なリスニングと音読をしていた子が、あるときからEペンシルにヘッドホンをつけて真剣に取り組み始めますから、、、ほんとに大変身するのです!
そして、英検やTOEIC等にチャレンジしたり、海外留学を志していきます。
私達は、子供達のそうした変化を見るのがとても楽しいのです。
ですから、指導にもついつい力が入ります。(笑)


*注釈
1 文法や文脈等の理解
教材の英文にストーリー性があるケース(F教材以上)では、左脳に働きかけて、文の構成や時制等、基本的な文法を教えていきます。但し、幼児や小学校低学年では、右脳に働きかけて英語を直接聞かせて、英語耳、英語脳を養成しますので、文法等の余計な説明は致しません。

2 書く力が、どうして音読とリスニングで養成できるのでしょうか?
言語4機能「聞、話、読、書」の内、聞く、話す、読む力が、音読とリスニングで養成されるのは理解できますが、どうして、書く力までもが、養成されるのか良く分からないというご指摘があります。 
文章には、小説、エッセイ、手紙、感想文、新聞記事、企画書、要望書、論文等色々なタイプがあります。
こうした文章を書く力とは、文章起案力とか作文力とも云います。
これは、自分の考えや想いを言語化する能力です。
これを、細分化していくと、
①語彙力
ベースになるのが、豊富な語彙力です。
②情報収集力
読者に伝えたいテーマ(主題)に資する様々な情報(根拠、疑問点、事例、統計データー等の構成材料)を収集して観察し、必要かつ適切なものだけを取捨選択します。
③思考力
これらの材料を分析しながら、どのようにテーマを掘り下げて展開していけばよいのかを考えます。
④構文力
思考によりイメージ化できた伝えたい固まりを、例えば、起承転結という構成で組み立てていきます。
⑤表現力
構成された伝えたいイメージを、英語独特の言い回しや語彙を駆使して、喜怒哀楽、抑揚・緩急や比喩等で着色しながら読者の興味をそそる様に書き出します。

英語の作文力とは、国語と密接不離の関係にあります。
②情報収集力③思考力④構文力⑤表現力は、英語力というより、国語力なのです。
相違点は、英語独特の語彙と言い回し(文法や慣用表現等)だけにすぎません。
これは、「守破離」の原則通り、先ず最初は、「守」なのです。つまり、徹底して本物をまねることなのです。これは、本物のネイティブ音と英文章を、リスニングと音読で体得するしか方法はありません。これが出来れば、後は、スペルを紙に書いて覚えれば良いだけなのです。
今後、論文形式の受験が増えていきます。作文力の中核になるのは、思考力です。
作文力が、最も高い能力が要求される所以です。
高い国語力を有する人は、英語でも優れた文章を書くことが出来ます。
英語だけに偏重せずに国語力、取分け、読解力と作文力は継続的に養成しなければならないものです。
読書習慣を身に付け、本を沢山読むことが豊富な語彙力、思考力や表現力の養成に繋がりますし、普段から、日記、手紙や読書感想文等書く癖を付けることが大切です。

3 英語に苦手意識を持ち苦戦する公文生を尻目に、少数派ながら、楽しそうに淡々と英語を学習する公文生が存在しています。 こうした公文生は、耳や脳が英語に好感度を有していて、明らかに英語の絶対音感が培われています。
前者の公文生の場合、英語開始年齢が遅く、リスニングや音読を何十回も繰り返してようやく、そこそこの発音やイントネーションに近づき、大変な労力をかけて英文や単語を暗記します。その間、同じ教材プリントを5回以上繰り返します。
一方、後者の公文生は、初めて取り組むプリントの英文や新出英単語・熟語を、E-ペンシルのネイティブ発音を1回聞いただけで、ほぼ完ぺきな発音とイントネーションを再現できるのです。
当然教材の進捗スピードは並はずれています。
後者の公文生とは、どういった環境に育っているでしょうか?
その背景を知ると納得できます。
殆どのお子様が、胎児や乳幼児期に、既に英語の環境の中で生活しており、英語が身の回りに存在するのが当たり前になっています。英語は、特別なものではなく、慣れ親しんだ生活の一部となっています。
例えば、下記のような場合です。
①保護者様のどなたかが、英語を母国語とする方
②お父様の仕事の関係で、アメリカ、カナダやオーストラリア等に家族帯同で赴任し 、お子様は現地校に通ったことのある帰国子女
③日本国内に居住しつつも、お子様をインターナショナル・スクールに通わせていた。
④保護者様が、英語学習や洋楽やピアノが好きで、お子様にも小さい頃からクラッシックや洋楽に触れさせ、ネイティブの主催する英会話スクールに通わせていた。

何れにせよ、右脳が優位な状態にある幼児期に、英語の絶対音感を養成しておいた方が、圧倒的に有利であるというのは間違いないようです。 

日記一覧へ戻る

【PR】  アップル板橋練馬環七店  かすみ式典 馬込斎場・しおかぜホール葬儀社  革研究所・大阪狭山店  Caffe abbacchio  Allamanda松戸店