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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

アスリートのセカンドキャリア問題の根本的対策とは?~文武両道を極める~

2017.01.18

1 決めたからには頑張って!!
アスリートは現役引退後、プロアマ問わず「セカンドキャリア」の問題に直面することが多く、プロ野球及びサッカーJリーグは、殊更深刻さが増しているようです。
指導者に転身し、新たなステージで成功を収める選手がいる一方、現役時代に華々しい成績を残しながらも、引退後に、生活苦から犯罪に手を染めたり貧困に転落してしまう事例も少なくないようです。東京オリンピックを4年後に控え、国、各種競技団体や企業は、選手発掘・育成・強化を行いながらも、引退後の就業に関する「セカンドキャリア問題」を深刻に考えなければ、優秀な人材が集まり難いという問題に直面しています。
論語のなかで、孔子は、「人にして遠き慮(おもんばかり)無(な)ければ、必ず近き憂(うれい)有り」と説いています。
優秀な公文生が、プロアスーリートになると決めたとしても、それが、生きる目的が明確であり、生涯に渡る人生設計を立て綿密に準備して、熟慮の上、肚を決めて決断したのであれば、それでよいと思います。一度しかない人生ですから、悔いのない人生を送って欲しいですし、そう決めたからには、私達も、精一杯応援させて頂きたいと思います。
下記記事を参考にして頂き、引退後の人生をどう歩むかについて、しっかりとした見通しを立てて、第2の人生も悔いが残らないようにして欲しいと願っております。
他人様のお子様であっても、幼少時から公文の英才教育を始めて、保護者様と協力連携しながら大切に大切に育ててきた公文生は、私にとって、子や孫のような存在なのですから、、、

2 大学テニス部同期生の今、、、
私達の子供には、小さい頃から硬式テニスをさせていました。
テニスを通じて、健康で丈夫な身体と逞しい精神を養い、良好な対人関係を学ばせるという意図がありました。在英時も、治安上、「安全な遊び場の確保」という視点からも、住まいをテニスクラブの近傍に探すほどテニスを重視していました。
そこに、日本からの某大手銀行のAさんという駐在員の方がメンバーでおられました。
Aさんが働かれていた場所は、「シティー」と呼ばれるロンドン中心に位置する金融街で、ここにはロンドン証券取引所、イングランド銀行やロイズ本社等が置かれ、国際金融センターとして、ニューヨークのウォール街と共に世界経済を先導しているところです。
Aさんは、テニスが際立って上手かったので、テニスクラブでも人気があり、色々な方から試合に誘われていました。聞くところによると小学生からテニスを始め、大学在籍中は、インカレでも活躍された経歴のある方でした。
私達は、日本人ということもあり、家族ぐるみで親しくお付き合いさせて頂きました。 
それから数年後、日本に帰国後、子供達は都内の某テニススクールに通い始めました。
ここのテニススクールのヘッドコーチ は、Kさんというインカレでのシングルス優勝経験のある方で、現役中は、福井烈とダブルスを組み、また、NHKのテニス番組にも出演したキャリアのある方でした。
ある日、子供達のレッスンの送迎中に、AさんとKさんが笑いながら楽しそうに歓談している風景を垣間見ました。驚いてお話を伺うと、某有名大学テニス部の同期生で、一緒にダブルスを組んだことのある親友だったそうです。Aさんは、帰国後都内の某大手銀行で働きながら、合間を見て趣味でテニスをしているそうです。
以下は、大学テニス部の同期生会に参加したAさんの奥様から伺った話です。
Kさんは、Aさんに「お前はいいなぁ、、、羨ましいよ」と何度もぼやいたそうです。
大学卒業後、テニスのプロとして世界で活躍しようと燃えていましたが、数年で諦めて、テニススクールのレッスンプロに転向したそうです。
身長が高くパワーのある外国人(平均身長187cm)のサーブは早過ぎて、身長173cmのKさんが、レシーブしようにもボールに手が届かないというのです。 
世界のプロスポーツの現実は、厳しいと思い知らされたそうです。
技量の前に、リーチ差とパワーに圧倒され勝負にならなかったのです。
今は、雇われコーチとして、ママさんやジュニアのレッスンコーチをしていますが、歩合制であり、人気コーチは、技量だけでなく、ユーモアで笑いを取らないといけないし、お洒落にも気を使い、お世辞も上手くないとダメなんだよなぁ、、、と愚痴をこぼしていたそうです。
収入が低く、おまけに不安定なため、別の仕事も掛け持ちでやっているとのことでした。
プロテニスプレーヤーを目指した頃は、好きなテニスを仕事にできるからラッキーと思っていたけど、今は、素人相手の球出しばかりでテニスが面白くないんだよ、、、学生時代に純粋にテニスに打ち込んでいた頃が懐かしいよ、、、と
一方、Aさんは、在英勤務終了後、都内大手銀行の重要なポジションで活躍し、年収は、Kさんの数倍あり、都内マンションを購入して、休日には趣味で、家族や同僚とテニスに興じているとのことでした。 

3 アスリートのセカンドキャリア問題
以下は、筑波大学教授菊幸一氏の論文「個人の問題から社会の問題へ」 の要旨を転載させて頂きました。

我が国では、オリンピックで活躍するようなトップアスリートが、主に企業に社員という形で所属して競技活動を行うアマチュア選手(企業アマ)であった時代には、競技引退後も所属企業が面倒を見てくれるという保険があったため、そのセカンドキャリアはあまり問題にならなかった。
その後、競技レベルが向上するにつれ、JOCの肖像権一括管理に疑問を抱く選手が肖像権を自分で管理するようになり、自分で稼いで自分で強化するような「プロフェッショナル」化していった。これらのアスリートは、スポンサーなどを自由に得ることができるようになった反面、「競技引退後も所属企業が面倒を見てくれる」という今までの競技活動の保険を放棄せざるを得なくなった。 実際、高度競技者としてのチャレンジの代償としての将来に不安を抱き、選手自身で保険(大学院進学など)をかけることも少なくない。
また、特にサッカーやプロ野球のような完全なプロスポーツ選手の多くが、入団5年以内という早い時期に引退か否かの選択を迫られている。サッカーにおいては、高校卒業後2~3年の20歳前後で、次のキャリアを探さなければならない選手も多くみられる。
のような状況を危惧し、日本サッカー協会や日本プロ野球機構は、進学や就職斡旋などのセカンドキャリア支援を行っているが、選手の「プロ」という特別な人生を歩んできた「プライド」や、失敗者という事実を認めたくない「プライド」が邪魔をしてキャリア支援窓口の利用者が少ないなど、十分機能しているとは言い難い。
近年、大相撲八百長問題、プロ野球界の野球賭博問題、清原和博の覚せい剤取締法違反等、引退後の定職が見つからず犯罪に走る事件が多く報道されているが、プロスポーツという夢の職業において多大なイメージダウンをもたらすものである。この背景に、スポーツ選手の人材教育(知徳体)に偏りが見られ、これが昨今、華やかな表舞台の裏に存在する「セカンドキャリア問題」という影の部分を浮き彫りにさせている。
このような現状の背景には、日本の教育制度と社会環境の問題が存在する。
比較的セカンドキャリア問題の少ないといわれるヨーロッパにおけるトップアスリートは、統一尺度(中等教育資格修了試験など)における学力レベルのチェックに基づき、大学(高等教育)に進学したアスリートと、軍隊、警察、消防士などの公務員に所属して競技に専念しているアスリートに二分される。
前者は統一尺度により保証された学力を有し、大学においても主専攻・副専攻を修めてトランジットが十分に可能である。
また、後者には、競技引退後2~3年の猶予期間が与えられ、資格取得などセカンドキャリアのための準備に充てることができるようになっている。
一方、日本においては、高等教育の大衆化とそれに基づく入試の多様化という名のもとで、大学の経営戦略ツールとしてAO入試やスポーツ推薦が増加し、その結果として学生アスリートの学力低下が危惧されている。
そして、これまである程度、企業所属という保険によって担保されてきたスポーツ選手の能力への価値評価が厳しさを増している。実際は、引退後は、会社の戦力として有効に機能しないために退社せざるを得なくなるケースが多い。
これらのことから、「セカンドキャリア問題」は、単に引退選手の職業斡旋の問題として片付けられるものではなく、日本におけるスポーツの意味・価値の低下につながる構造的な問題として捉えなければならない。つまりトップアスリートの「セカンドキャリア問題」は、個人レベルではなく、社会レベルの問題として強く認識されるべきなのである。
したがって、この問題の解決のためには、トップアスリート支援を「発掘→育成→強化」にとどまらず、スポーツで培った能力を引退後に社会に有意であることを示すところまで広げなければならない。そして、スポーツで培った能力には様々な汎用性、応用性があることを証明しなければならない。そのためには、その能力獲得過程*からセカンドキャリア全体について、社会の一モデルとして確立できるような取り組みが必要である。

*能力獲得過程とは、子供の頃から、スポーツだけに偏重せずに、知的能力と共に、人格を高める教育が必要不可欠であることを意味しています。

4 荻原次春さんが指摘するセカンドキャリアの意識の差
冬季オリンピックで、スキーノルディック複合で活躍し、現在スポーツキャスターとして活躍する荻原次晴さんが指摘する「セカンドキャリア問題」を、東洋新聞記事から紹介させて頂きます。

元五輪選手の荻原さんは「アスリートのキャリアプランニングセミナー」のセミナーに出席した際、「今のアスリートを見ていて思うのは特にセカンドキャリア、引退してからの第2の人生が非常に厳しい時代になっていると感じています」と語った。
スキーノルディック複合で活躍した同氏は1998年の長野五輪後に引退を決断。その当時はバブル経済が崩壊していたとはいえ、状況は今よりも良かったと感じているようだ。「トップを目指しスポーツに打ち込んでいけば、実業団に入れた時代。
今は、実業団に入ってスポーツを続けられるのは、本当に限られたごく一部だけになってしまいました」と同氏は解説する。 ただ、その“限られた存在”であるトップ選手も、第2の人生で苦しむケースがあると荻原さんは指摘する。
「僕が強く思うのはセカンドキャリアに対して意識が非常に高い人と、低い人とで両極端に分かれているんじゃないかなと思います。これは意外かもしれませんが、セカンドキャリアの意識が低い人ほどプロスポーツで成功している傾向にあります。このまま栄光が続くはずだと錯覚に陥っていると感じます。五輪に出られるかどうか当落線上にいる人のほうが、セカンドキャリアについて真剣に考えているんです。
元シンクロナイズドスイミング日本代表の青木愛さんも「成功しているからこそ、アスリートとしての調子がずっと続くと考えているタイプの人が多いですよね」と、その意見に同調する。
セカンドキャリアへの意識の違いは具体的にはどのような部分に出てくるのだろうか。
荻原さんは次のように語った。

「就職に活かせる資格を取れるうちに取っておく。もし引退となったらどんなところで働けるか、という目星をつけておいたり、周囲の人々に相談しておくだけでもスタート地点が違いますよね。
JOC(日本オリンピック委員会)にも、キャリアサポートセンター(JOCキャリアアカデミー事業)というものが存在します。そこを有効活用すべきですよね。 
逆に、飛び抜けた実績を残した選手はプライドが高くなってしまうことがあります。
もし企業で働くとなった際、コピーを頼まれるなど、社会人としての当然のことを“何でこんなことをオレがやらなきゃならないんだ”という状態で仕事に取り組むと、雇う側としても非常に扱いづらいですよね」
今は、セカンドキャリアだけでなく、現役を続けるための就職支援などのサポートも手厚くなってきている。あとはアスリート自身が競技を終えた後の人生に向けて、いかに意識を変えていくとができるか。荻原さんが指摘するセカンドキャリアにおける意識の差は、選手自身の努力で埋めていくしかないのかもしれない。

*元五輪選手荻原氏が語るセカンドキャリア問題

5 実業団陸上選手のセカンドキャリアの厳しさ

*廃部になった日産陸上競技選手達の行く末、、、東洋経済新聞   

6 文武両道を極める
 スポーツだけやっていても、トップアスリートにはなれません。
何故なら、変化のない単一行動は脳が飽きて嫌がるからです。
運動漬けだけの日々は、脳や体が拒絶反応を示し怪我や体調不良を引き起こします。
有り余る練習時間をだらだらと過ごし、お喋りや待ち時間や休憩が多くなるため、極めて非効率的な練習となり、結果的に練習効果が半減してしまうのです。
プロ・アマを問わず、勉学とスポーツを高いレベルで両立させて修得させるためには、文武両道という教育方針を極める必要があります。一般的な習慣や常識を打破して、必要な事と不必要な事を峻別して取捨選択し、思い切ったやり方を採用しなければならないはずです。
テレビやゲームをする等論外です。
教育熱心なご家庭では、テレビ、ゲーム機等処分して家庭に置かない、スマホをガラケイに変更する、NHK受信契約を解約する等の対策は、一般的に行われているようです。
勉強と両立させると、スポーツにかける時間数が減って不利に思えるかも知れませんが、実は、違うのです。知徳体のバランスがとれてこそ、スポーツにも集中力が発揮されるのです。
聡明な子供は、限られた時間の中で、如何に密度の濃い練習を効率的かつ効果的にできるかを創意工夫して考え出せるのです。そして、生活のサイクル全般から無駄を徹底的に排除して、文武両道に掛ける時間と労力を創出するように考え出せるのです。
例えば、車での送迎移動中は、EペンシルをカーステレオにAUXインジャックで繋いで、英語のリスニングや音読練習が出来ますし、車両用のオリジナル椅子・テーブルを作成して食事や宿題をすることもできます。
また、学校の勉強は、予習をして臨み、授業中に漢字や英語のスペル等も全て覚えてしまいます。授業=復習なのです。学校の宿題は、学校の休み時間や授業中に終わらせてしまいます。
授業に対する集中力が並はずれて優れているのです。
当然のことながら、バランスのとれた食事管理と十分な睡眠の確保が徹底されています。
文武両道を極める為には、自分一人の努力だけでは不可能です。保護者だけでなく、人間的にも、識能的にも優れた指導者や仲間のサポートが必要不可欠です。
そのためには、子供と御両親自身の人格を磨き高めてゆかなければなりません。
正しく、素直で、正直で、誠実で、謙虚で、真面目で感謝の心を持つ人であればあるほど、「この子のために、このご家族の為に、何とかしてあげなくちゃ!!」という思いが、周囲の人達にふつふつと沸きあがってくるものです。
良い性格の人には、良い仲間や指導者が引き寄せられます。
一流のアスリートとして成功する為にも、また、将来のセカンドキャリアを自信に満ちた希望あるものにするためにも、今は、人格を磨きながら、スポーツだけでなく勉強もしっかり継続して頑張りましょう!! 

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