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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

日本語と英語のパスバンドの乖離

2016.06.03

1 なぜ日本人は英語が苦手なのか?
日本人の実用英語力(実際に英語を使ってコミュニケーションする力)が何故低いのかという原因を皆様に紹介しております。
第1 の理由が、「義務教育、高等教育及び進学塾における日本全般の英語教育システムが、受験に焦点を合わせて構成されているため、教授要領が実用英語学習の原則から著しく逸脱した非科学的なメソッドを採用している。」という点にあることを、グレゴリー・クラーク氏(多摩大学名誉学長)の論文から紹介させて頂きました。
前回に引き続き、科学的な言語学習に画期的な道筋をつけたトマティス博士の論文から、その驚くべき原因を皆様に御紹介致します。  

2 民族によるパスバンドの違い
民族により、体型、嗜好、声の出し方や姿勢は、その民族が持つ特有の言語の音域に照準を合わせて最適化されたものであり、従って、音声を聞かずとも、その話しぶりや外見で国籍を当てることができそうです。
確かに、歴代アメリカ大統領は、オバマ、クリントン、ブッシュ大統領はアメリカ人の典型だし、イギリス歴代首相のキャメロン、トニーブレヤ-、サッチャー首相はまさにイギリス人のイメージだし、プーチン大統領はまぎれもないロシア人です。
たとえば一般的にみて、イギリス人は背がすっと高く伸びていて、顔は細型、食べ物に対する執着は他国民と較べて少ないといわれています(紅茶とビスケットが昼食の代わりになることもよくあります)。後でも述べますが、イギリス人の耳の感度がよいのは2000ヘルツ以上の高周波晋域で、骨格上は頭部にあたり、身体を動かすことよりも詩や文学や音楽への関心が高いのでしょう。古くは、シェークスピア、現在ではハリ-ポッタのような世界的なベストセラーを生み出し、音楽の分野でもビートルズといった世代を超えた不朽のミュージシャンを輩出しています。
私達が、在英中の通勤電車で見聞した感想ですが、確かに、朝夕の通勤電車の中では、殆どの人たちが本や新聞を読んでいるのには驚かされます。
また、アメリカの英語は、1000~4000ヘルツです。
このイギリス人のタイプと正反対なのがスペイン人です。
背は比較的小ぶり、顔は丸型、飲んだり食べたりするのが大好きで、スポーツに優れ、サッカーやテニスの世界的な名選手を多数出しています。
まさしく、スペイン人の耳の感度は別図のように、スペイン語が多く含む100ヘルツから500ヘルツの低周波音域にフィットし、この周波数域は、腰のあたりから下によく響くものです。
  スペイン語と日本語のパスバンドは、重複部分が多いため、日本人にとって習得しやすい言語といわれているのも頷けます。
イタリア人の肩のジェスチャーは、2000ヘルツから4000ヘルツに感度がよいためで、骨格上は肩から首のあたりになります。
日本人は手先が器用だといわれますが、日本語で優先的に使用している音域は215ヘルツから1500ヘルツで、それは日本語の音節が腕や指、親指によく呼応し、博士をして「日本人は箸でしゃべる」と言わしめています。
フランス人の耳は1000ヘルツから2000ヘルツの中周波音域の感度がよくなっています。
この音域は胸部にあたり、フランス人は、オランド大統領のように一般にそった姿勢になりがちです。
何故、このように国や民族によって特性に差がでるのかは、このような発声器官の構造、筋肉の使い方や姿勢などによるためです。
さて、日本人と同様フランス人も英語が苦手ですが、その原因は別図(その4)の各言語の周波数領域を見ればなるほどとうなずけるでしょう。
フランス語は2000ヘルツまでの音声が多いのに対して、英語の音声は2000ヘルツ以上になるのですから、隣国同士でありながら、百年戦争など争いの絶えなかった英仏の歴史からみても、パスバンドの違いによるコミュニケーションのすれ違いの問題は大きかったといえるのではないでしょうか。
可聴範囲(耳の聞こえる範囲)は、住む音響環境によって違ってきますが、どの民族が一番可聴範囲が広い耳をしているかといいますと、それはスラブ系の人だといえるでしょう。
ロシア人のみならずポルトガル人も215ヘルツから8000ヘルツまでの音は全部楽々とキャッチできる耳をしています。確かに、ロシア民謡は身体中を響かせて歌う重厚な歌が多く納得できるところです。またロシア人やポルトガル人は外国語の習得が早く、大変堪能な人が多いのも事実です。
日本語のパスバンド(優先使用周波数帯)が、英語のパスバンドとは殆ど異なっているという致命的なデメリットが、日本民族が英語を苦手とさせている最大の要因なのです。

3 トマスティスメソッド 
トマティスセンターではときおりトマティスメソッドの説明会を開くそうですが、その際、この民族一言語の音声成分によって異なる耳の感度や聴覚をOE装置で体験する時間を設けているそうです。 英語テキストの音声教材を1本使い、色々な民族言語の聴覚を作って見学者に聞き比べてもらうのです。
日本人の見学者の場合は、英国人特有の、高周波音に感度のよい耳に接してびっくりしてしまいます。子音の量の多さと、その発音の速さに驚きを隠しきれません。
スペイン人の耳になると、ホッとした顔になってよく聞きとれるといいます。スペイン語は概ね日本語のパスバンドと同じ周波数範囲内にありますから、日本人の耳の感度で十分キャッチできるのです。 更に、日本人の耳で英語を聞いてもらうと、中学や高校で聞いた英語を思い出すそうで、ほとんどの人が安心して聞けると感想を述べています。これは、中・高校で習った日本人英語教師による誤った発音に耳が慣れているということです。外国人の本物の音とは全く似ても似つかぬジャパニーズイングリッシュに慣らされた弊害なのです。)
アメリカ人にも同じ体験をしてもらうと、英語よりも米語がナチュラルだといい、フランス人は、英語よりも米語のほうがよく、米語よりももちろんフランス語が聞きやすいといいます。
また、日本人でイギリス人から英語を習った人は、米語よりも英語を好み、アメリカ人から米語を習った人はその逆で、米語のほうがいいといいます。
また、センター見学者には、英語音声教材以外にも、モーツァルトの音楽テープで各民族の耳の感度や聴覚を聞き比べることも体験してもらっているそうです。
イギリス人、アメリカ人、ドイツ人、アラブ人、日本人、それぞれ五つの民族の耳でモーツァルトを聞いてもらうと、全員がびっくりしてしまいます。
例えば、イギリス人がこんなにも高周波音で頭に響くモーツアルトを好んでいるとはと、日本人はもとより、アラブ人も、ドイツ人も、アメリカ人すらも驚きの色を隠せません。そして、自分たちの国のモーツァルトになると、それぞれが異口同音にこれこそが本当のモーツァルトだとニコニコと胸をなでおろすのです。
海外に行ったり、耳の訓練で可聴範囲や聴覚が変わると、音楽の趣味まで変わってしまうケースもよくあります。
実例ですが、ロツクが好きで、クラシックなんて音を楽しむ音楽ではなくて「音楽苦」だと公言していた青年達がいました。この人達が実用英語の必要性からトマスティスメソッド で英語学習を開始し、その英語トレーニングが終了する段階では、耳が高周警に対して感度がアツプしていました。このため、それまで一度もクラシックを聞きたいと思ったことがなかったのに、いまではクラシックの音楽会へせっせと通うようになったといいます。
この青年の場合、トレーニング前はとくに低周波音に耳が敏感で、クラシックに多く含まれる高周波音が聴きとれず、その音色や響きを楽しめなかったためでしょう。
さて、なぜ日本人は英語が苦手なのか、もうおわかりになったことと思います。
私たちの耳は英語であれドイツ語であれ、主に1500ヘルツ、せいぜい2000ヘルツまでの聴力で外国語を受信して処理しているのです。つまり、別図3のように、母音のフォルマントや、子音の音のもとになる基音のみが聞こえるので、何とか会話にはなるのですが、ネイティブ・スピーカーとはほど遠いものがあるのです。

4 本物の英語学習とは
今回、この一連の記事を掲載することは、従来からの慣行的英語教育技法を踏襲される方々からのご批判や反発が多い事が予想されたため、数年間保留にしたまま随分迷いました。
しかしながら、当教室に通う公文生の英語学習の効果を上げるためには、どうしても、ご家庭での実用英語学習環境の整備が必要不可欠と感じたため公開に踏み切りました。
保護者様に、「言語学習の本質とは何か?」、「日本の英語教育が抱えている問題は何か?」、「日本の英語教育の現状はどうなっているのか?」をご理解頂いた上で、御協力を仰ぐしかないと考えたからです。
繰り返しになりますが、けして学校や塾等の英語教育関係者を誹謗中傷する意図は全く御座いません。

昨日(2016.6.2)、とても良いニュースがありました。
それは、テレビの報道番組でも大きく取り上げられていましたが、文部科学省有識者会議が、デジタル教科書を2020年から導入すべきとの提言をまとめたことです。 
このデジタル教科書には、ネィティブスピーカーの音声教材が整備されています。
となると、PCかタブレット端末を生徒一人々に配布しなければなりませんが、無償配布となると膨大な国家予算が掛かります。自治体や保護者負担を求めざるを得ないとの意見が出ているようですが、何とかして、この政策が、実現することを強く願っております。 
できれば、少しでも早く前倒しで実施して頂きたいものです。
インターネット環境が普及し、スマホやタブレット端末を殆どの保護者の方々がお持ちですが、自治体教育委員会或いは学校のホームページにアクセスして、英語音声教材を無償でダウンロードできるような仕組みを作って頂けないものかしらと思料致しております。
 隼人駅前教室では、高周波帯域の穏やかなクラッシツク音楽(バロック音楽主体)を流していますが、「あれ、何故なんだろう?」と不思議に思われる方々も多いと存じます。実は、これも実用英語学習と深い関係があります。次回から、本物の英語学習方法を、公文式から離れて白紙的に、言語学的、生理学的観点から紹介させて頂きます。 

日本語と英語のパスバンドの乖離

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