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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

4 脳の機能を強化する

2011.06.28

1 知能を伸ばす人生唯一無二の時期の子育てが、将来の到達点を概定する
   幼児英才教育により、早期に足し算や引き算ができて、ひらがなを読めたからといって、そうしたことは、みんな小学校に上がればできるようになるのだから、わざわざ、幼児から教える必要はないというご意見を伺います。
確かに、その通りだと思います。
しかし、普通のお子様より、早く計算ができることや字を読むこと自体が目的ではなく、知能を高め「学ぶ」ことが楽しいと無意識脳に刷り込むことが目的であって、その有力な技法の一つが、読み書き計算であるという事をご理解頂きたいのです。
知能というのは、いつでも伸ばせるものではなく、ある特定の時期に知能の器の大きさがきまる時期があります。それは、遺伝には関係なく誰にも訪れる生涯一度のチャンスであり、そこを逃すと二度と訪れることはありません。これが、紛れもなく、胎児~乳幼児期なのです。小学校に入学する時点では、ほぼ脳がかたまりかけている時期で、それまでどのように子育てをしたかで、知能指数にも大きな開きがでているのです。
知人の公立小学校の教員からよく聞く話ですが、小学1年生の一学期終了時に通知表をもらいますが、学力評価が抽象的で霞みがかっているため、保護者の方々は実態が分かり難く危機感が低調だそうです。しかし、実際の学力にはすでに大きな開きが出ているのが現状なのだそうです。*注釈
前稿の「才能逓減の法則」を思い出して下さい。
過去の教育行政の調査資料の中で、約1000人の児童に対して、ひらがなを読み始めた時期と小学校入学後の成績との相関関係があります。
「三つ子の魂百まで」の諺にあるとおり、人間の脳は3歳が一つの大きな結節時期であり、3歳までに脳の約7割が完成すると云われており、バイオリンやピアノは3歳までに始めないと「絶対音感」の養成上、その道のプロとしての殿堂入りは難しいといわれております。
さて、小学校入学以降、学年相当レベルの授業についていけない学力不振児童の11%が3歳までにひらがなが読めたお子様、学力不振児童の30%が4歳にひらがなが読めたお子様、学力不振児童の59%が5歳以降ひらがなが読めたお子様です。年齢が上がるにつれて学力が低く育つことが分かります。同様のことが、計算力にも云えます。3歳までに、お風呂やボール投げ等で数を数えて遊びながら数感覚を養成しておくことが大切です。
一般的に、「知能が高ければ、高い学力を有する進学校に進み、高度な資格を取得して知的職業に就く可能性が高まる。」ということが云えます。
乳幼児期の教育の成否が、一度しかないお子様の人生の可能性と選択肢の幅を決定するという事実を肝に銘じて頂きたいと思います。

2 片麻痺回復のための運動療法:促通反復療法「川平法」
マスメディアにも頻繁に取り上げられ、全世界からの注目を浴び、多くの研修生が訪れる施設が、霧島市にあります。
それは、霧島市牧園町高千穂に所在する鹿児島大学病院リハビリテーションセンターです。ここのセンター長であり医師である「川平和美」教授の促通反復療法「川平法」が驚くべき効果を発揮しているからです。脳梗塞による麻痺で何十年もの治療やリハビリにも拘わらず、機能回復を果たせなかった方が、僅か数週間で、機能を回復するというものです。
例えば、右手の指が全く動かなかった患者さんにたいして、川平教授は、脳障害のある左脳の神経細胞を直接修復するのではなく、右手の指間接を動かす筋肉を、指を動かしながら、叩いたり揉んだりしながら刺激するという方法です。つまり、指の方からの刺激を左脳に伝えるということを繰り返し行うのです。そうすると、指に指令を出す左脳の運動野に、指からの刺激が、逆行的に脊髄前角細胞を経て届くという神経回路を形成することになり、やがて、脳からの指令で指を動かすことが出来るというものです。
このことは、指を十分に動かすことが、脳の発達に極めて良好な影響を及ぼすことを実証しておりますが、指だけでなく、手足、腹背、皮膚、舌、口、鼻、目、耳及び内臓器官と言った体のあらゆる部位に多種多様な刺激を繰り返し与えることが、脳を発達させるために大変重要であることを教えてくれているのです。

3 知能開発のしくみ
外部の刺激は、目、耳、鼻、舌及び皮膚等5つの感覚器を通じて、神経情報(微量の電気信号)に変えられて、脳後部の感覚受容野に運ばれます。そうして、ある事象に対する5感による別々の電気信号が、脳内に張り巡らされた神経細胞網間のやりとりを経て大脳に運ばれます。
ここでは、ある事象に対する複数の信号を収集、分析、処理して、意味を持ったものとしてその事象の全体像が認識されるのです。これが知覚という過程です。
そして、これが脳の側頭連合野や頭頂連合野に進み過去の記憶と照合されてアップデートされます。そして、この信号は最終的に前頭連合野といわれる脳の最も高度な部分に運ばれて、知覚した情報に対してどのように対応するかを判断するのです。
そして、判断が下ると、判断信号が大脳上部にある運動連合野に運ばれて、筋肉と関節を動かす信号として細分化されて降ろされていき人の言動となるのです。こうした複雑な過程が瞬時にして行われるのです。
生後10ヶ月目を脳神経細胞シナプスの過剰形成期のピークとする乳幼児期の教育は、スキンシップや言葉掛けを多用した幅広い刺激をくり返すことによって感覚を強化し、幅広い外部の世界の刺激を言葉を有する事象として捉え吸収し記憶して蓄積していく過程であり、これを、行動に移していく過程です。
特に、動けない話せない赤ちゃんは、泣いたり、笑ったり、手や足をばたつかせたり、口から音を発したりしていきますが、5感からの感覚信号を脳で処理して運動神経に返して手足を運動させることで自ら脳を育てているのです。
乳幼児期に、この一連の感覚運動機能を強化することが脳の発達であり知能の発達そのものなのです。従って脳神経細胞シナプスが急激に増殖する生涯唯一のチャンスを生かして、これを出来るだけ多く増やしておき(胎児~10ヶ月)、その減衰率を抑える(10ヶ月~9歳)ということが幼児英才教育の成否を握る鍵であり、保護者の方々が、最優先して取り組んで頂きたいことなのです。
つまり、見る、聞く、さわられる、嗅ぐ、味わうの乳幼児の感覚センサーに、様々な種類の刺激を言葉を伴って継続的に与えていくということです。
例えば、猫に遭遇したとします。
すると、お母さんが、乳児さんに向かって、「あれは、茶色の猫だよ。かわいいね」と言葉掛けをします。ここで、乳児さんは、視覚と聴覚で猫と茶色をぼんやりと認識します。
次に、お母さんが、猫に近づき、乳児さんにさわらせます。
「ふさふさして やわらかいね」と言葉掛けをします。ここで、乳児さんは、手の感触で「ふさふさ」と「やわらかい」の実態と猫の発する独特の匂いを嗅ぐ体験をします。
すると、猫が「ニャーン」と鳴きました。ここで、乳児さんは、お母さんの発する音の周波数とは違う別種類の音の刺激をキャッチします。
このようにして、猫を総体的に認識出来たのですが、5感全てに働きかけた刺激は脳を活発に刺激し、効果的な知能開発に寄与しています。
しかし、こうした猫に遭遇した時のお母さんの対応は、知能の開発の仕組みを知っているかいないかで大きな違いが出てくるものです。
猫に噛まれるかもしれないので触らせるのは危険と判断してしまえば、皮膚や鼻からの刺激や別種類の周波数音の刺激を得ることが出来なくなり、知能開発の視点からは前者に比して劣るということになります。
脳は可塑性を持っています。
いちど覚えたことも、継続的な刺激がなければ、それを担当した神経細胞シナプスが消滅してしまうため、忘れてしまいます。 
従って、一つのことが出来るようになれば褒めて、ほんの少し複雑な刺激を与えてまた褒める。これを根気よく絶えずくり返していくことが脳神経回路を維持向上する上で極めて重要なのです。つまり、すでに形成された脳神経細胞シナプスを保持強化するとともに、新たなシナプスを形成することで、感覚と運動の働きを最高度に高めることになります。
ここまで、述べてきた乳幼児の五感覚と運動の働きは、特別な訓練をしなくても、育児放棄をしない限り、普通の生活で自然に獲得されていくものに違いありません。しかし、脳の発達過程及び知能の開発の仕組みを十分に理解した上で、意図的な、意識的な働きかけがあれば、更に望ましい成果を期待できるのです。
正に、知能開発に関する脳の仕組みを知り尽くした上で、専門的なアドバイスや教育を施せる幼児英才教育機関の存在意義がここにあるのです。

さて、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
乳幼児期のスキンシップを伴う読み聞かせ、語りかけ、童謡を歌って聞かせるだけでなく、花や風や動物や魚や昆虫や色々な食べ物等などを見せて聞いて触れて嗅いで味わってみる幅広い継続された体験が如何に大切なのかをご理解して頂けたと思います。そして、是非、実践されますよう願っております。
 
ご家庭そのものが最良の保育園です。そして、お母さんに勝る保育士はおりません。
お母さんこそ、乳幼児さんの最良の先生なのです。ママさん がんばって!!

*写真:促通反復療法「川平法」 
*注釈
ある特定の小学校(例えば、鹿児島では池田小、鹿児島大付属小等)では、小学校1年生から、学年の序列、全国標準偏差値及び将来の進学先の到達度等の情報が保護者に正確に伝えられ、保護者を巻き込んだ厳しい学習指導が行われています。
このため、競争意識を煽って良くないとか、ついていけずに脱落する子がでると聞いていますが、学校や保護者や生徒の勉学に対する意識が非常に高いことが知られています。

4 脳の機能を強化する

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