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ソニー創業者:井深大氏曰く、教育は「幼稚園では遅すぎる」

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KUMON 隼人駅前公文式教室 鹿児島県霧島市 【幼児からの英才教育】 の日記

1 脳科学からみた幼児教育の現状

2011.06.18

人間の脳は約1000億の神経細胞があります。
脳の働きとは、この神経細胞の接ぎ手であるシナプスが複雑に連接しあって構成された神経回路網の働きであり、これは、可塑性(数が変化する)があることが分かっております。
シナプスは、刺激が多ければ増え、少なければ減少し、無ければ消滅するのです。
例えば、真っ暗な暗闇の中に、猿や猫を閉じこめておくと、猿は、1年、猫は60日で失明します。人間は、2年だそうです。全く、無音の状態におかれると、同様に聴覚を失います。
視覚神経回路や聴覚神経回路等は、この乳児期にのみ形成されるもので、この時期を外すと生涯形成されないままになります。 このように神経細胞とシナプスの多寡が、そのまま知能や運動能力の優劣を決めてしまいます。
神経細胞Aから別の神経細胞Bへの回路が一系統しかない場合と10系統ある場合では、流れる情報信号(インパルス)の量と速さは後者の方が圧倒的に勝っています。これは、大渋滞が予想されるゴールデンウィーク時に、1車線の一般道路と10車線の高速道路では、通行する車の量も速さも圧倒的に後者が勝っているのと同じ理屈です。
前者は、連接部分(シナプス)が少ないため、インパルスがよく伝わらず、途中で停滞することを、「頭が悪い」と評価され、後者は、神経細胞同士が幾重にも連接して、インパルスが素早く大量に伝送されることを「頭がよい」と評価されます。
つまり、刺激が多ければ多いほど(インパルスを流せば流すほど)、シナプスが多く形成されて(伝送経路が多く作られる)、知能は高く(インパルスを早く大量に流すこと)なります。一方、刺激が少なければ少ないほど、シナプスの数が減少して知能が低くなるのです。


この神経細胞とシナプス形成は、妊娠直後から始まり急激に増加していきます。そして、生後10ヶ月で臨界期(ピーク)を迎え、その後、減少に転じます。4歳位までは緩やかに減っていきますが、5歳~10歳の間は、急激に減少します。10~20代後半まではほぼ増減なく維持され、30歳を過ぎた頃から、また、緩やかに減少してゆきます。

ここで、着目して頂きたいのは、妊娠から生後10ヶ月の間に、シナプスが過剰に形成されるという点です。この10ヶ月目というのは、赤ちゃんがハイハイ歩行を始め、食べ物らしき物を目に留めては近づき、手を伸ばして口に入れるという一連の動作を始める節目に当たります。
つまり、胎児や生まれて間もない赤ちゃんは、目がよく見えないし、動くことも話すことも出来ないため、知能的に何の変化も見られないように思えますが、実は、想像を絶する猛烈な勢いで神経回路が形成されているという点です。
 最近の産婦人科の医療機器の発達は目覚ましく、妊婦さんのお腹をCTスキャンにより胎児の性別や健康状態だけでなく、表情までも詳細に識別できるようになっています。
お母さんが笑うと胎児も笑い手や足を嬉しそうにバタバタ動かします。一方、お母さんが怒ったり悲しんでいると、やはり胎児も顔をしかめて辛そうな表情をして沈み込んでしまいます。
感情の起伏がお母さんと一心同体なのです。
明らかに胎児の脳が活発に機能しているのです。
鹿や牛や馬は、外敵から身を守るため、生まれた直後から歩き始め、自ら乳を飲みますが、人間の赤ちゃんだけは、例外で、生まれても泣く以外は何も出来ません。人間の赤ちゃんを体外胎児とも云いますが、お母さんが、色々なお世話をしなければ生きて行けないのです。

しかし、神は、意味のないことは仕組まないそうです。
これは人間が霊長類の頂点を極めるに必要な優秀な頭脳を形成するために必要不可欠な過程なのです。苛酷な自然環境の中で、ひ弱な人間が生き残るためには、頭脳を効果的に発達させる必要があり、これに最適の生殖生態へと進化を遂げてきたのです。
「赤ちゃんは、抱かれるために生まれてきた。」とも云われますが、お乳をあげ、おむつを替え、泣く子をあやすこと等、全てに大きな意味があるのです。
脳科学的に云えば、そうした赤ちゃん介護の過程とは、5感を総動員させることで様々な刺激を取り入れ神経細胞シナプスの形成を図って知能を発達させるという過程であり、スキンシップにより親子の信頼関係(母性愛、親孝行の深層心理)を強固なものにする過程でもあります。
体外胎児を、親が守り育て家族という運命共同体を創ってゆく。そして、他の家族と助け合いながらコミュニティーを形成して、猛獣から身を守り、狩りをし、果実を採取して生き残ってきたのです。このように、みんなで、妊婦を守り、赤ちゃんを守り育てるという習慣は、太古の昔よりDNAに刻み込まれてきたものなのです。

こうした事実が、脳科学の研究でだんだんと解明されており、また、問題も指摘しております。
例えば、生まれた赤ちゃんを保育器に入れて、お母さんと断絶させて無刺激にする状態が、脳の正常な発達を妨げてサイレントべービーを生み、知的障害、親子の絆の希薄化や情緒不安定等を引き起こし、引き籠もりや虐待等を誘因することが分かってきました。このため、今では、命の危機に瀕する未熟児でない限りカンガルーケアーが常識になっております。

また、科学的に完全に解明されたわけではありませんが、生き物には、目に見えない魂(霊魂)が宿っているものです。一方、鉄やプラスチックやITチップで作られたテレビやゲーム機等無機質なマシンには、魂は宿っておりません。人間には、5感の他に第6感があり、人や動物や植物の魂を感じとる力が存在することが経験的に知られております。従って、子供の善良な心や豊かな感性を育むためには、善の魂が宿る人間や動植物に5感を使って体全体で感じ取りながらこの第6感を活性化させることが極めて大切なのです。テレビ、DVD、ゲーム機、哺乳瓶、育児ベッドやベビーカー等無機質なマシン類は、育児の大変さを軽減させて便利なもののようですが、スキンシップがなされないため赤ちゃんの情操や感性や知能の発達上好ましくないという指摘が多くなされています。
もしも、乳児を預かる保育所の果たすべき役割が、ミルクを飲ませてオムツを替えて怪我をさせないように育児ベッドに寝かせてアニメのDVDやテレビを見せて無事に親に返すことと認識されているとすれば、ダイヤモンド鉱石を磨かずに庭石にするようなもので「宝の持ち腐れ」以外の何ものでもありません。

親の持つエネルギーや時間やお金等限られた資源を、子供の教育上、どの時期にどのように運用し投資するかは、切実な問題です。一般的には、小さい頃は、あまり勉強、勉強と言わずに子供の好きなように遊ばせておいた方がよいという見解を持つ方が多いようです。
しかし、冒頭で紹介した脳神経細胞の発達過程を考慮するならば、教育資源の投資の優先順位は、第一が妊娠~生後10ヶ月、第二が生後10ヶ月~四歳、第三が五歳~10歳で、最後が10歳以降という結果となります。
一昔前までは、「幼児英才教育は幼稚園入学からでは遅すぎる。」という指摘がなされていましたが、今日では「幼児英才教育は生まれてからでは遅すぎる。」というのが脳科学者や幼児教育の専門家の共通した認識となっております。
私自身の経験と実績からも、胎児から乳幼児の間の早期教育投資が、早期の自立を促して、自学自習の習慣が確立されますので、優秀な人材を育む上で、最も効率的で、かつ、効果的であり、また、最も安上がりであって、保護者の苦労や心配も他に比し少ないのではないかと実感致しております。
「妊婦に火事を見せるな」の諺通り、妊婦は、自然の木々や草花に囲まれた平穏な環境下で、モーツアルト、ビバルディや童謡のような美しい音楽や芸術に触れながら、夫、親、祖父母や友人との愛情に溢れた会話及び胎児への語りかけや読み聞かせ等のより良い刺激を、胎児に継続的に与えることが脳の正常な発達を期する上でとても大切なのです。
もちろん、お酒や煙草を遠ざけて、適切な食事と運動による健康管理が重要なことは申すまでもありません。
天才子役の芦田愛菜ちゃんや盲目の天才ピアニスト辻井伸行さんになされたご両親の子育てが、このことを如実に物語っております。
ご家庭が最良の保育園であり、お母さんが乳幼児教育の最良の先生です。どのようなスペシャリストでもお母さんには勝てません。
日本の再生は、優秀な人材育成如何にかかっております。
特に、世界をリードするような逸材を数多く輩出するためには、幼児英才教育と徳育を土台にしたエリート教育に期待するところ大です。どうか、こうした脳の発達の仕組みを理解された上で、お子様の英才教育を胎教から始められることを願っております。

下記写真は神経細胞ニューロンです。 

1 脳科学からみた幼児教育の現状

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